葉県も午後7時以降の
酒類提供自粛要請へ

千葉県は飲食店に対して酒類の提供時間の短縮を求めている周辺の都県と足並みをそろえ、午後7時以降の酒類の提供を自粛するよう要請することになりました。

千葉県は今月14日から国の緊急事態宣言に基づき、遊興施設などに対して休業を要請していますが、東京都や神奈川県とは異なり、飲食店に酒類の提供時間の短縮は求めていませんでした。

これについて千葉県の森田知事は17日、記者団に対し「他の都県でやっているような、夜間のアルコール類の提供自粛をやらなければならないと判断した」と述べて、18日以降、居酒屋やレストランなどの飲食店に対して、午後7時以降の酒類の提供を自粛するよう要請する考えを示しました。

要請を決めた理由について、森田知事は、県内で飲酒を伴う会食での集団感染が新たに確認されたことや、16日に判明した県内の感染者数が58人に上ったことを重くみたとしています。

要請に応じない場合には、売り上げが落ちた中小事業者に対する最大30万円の県の支給金を支払わない方針だということです。

緊急事態宣言を受けた飲食店への酒の提供時間に関する要請をめぐっては、東京都との違いが生じた結果、飲酒を目的にした客が都内から流れ込んでいるとして、埼玉県が17日から酒類の提供を午後7時までとする要請を行っています。