工呼吸器や治療薬開発の
現場を視察 西村経済再生相

新型コロナウイルス対策の特別措置法を担当する西村経済再生担当大臣は、感染者の治療や治療薬の開発を行っている東京の国立国際医療研究センターを訪れ、人工呼吸器や肺の機能を一時的に代行する「ECMO」と呼ばれる装置のほか、治療薬の開発現場を視察しました。

このあと西村大臣は記者団に対し、「人工呼吸器などは重症の方には大事な命綱であり、合わせて4000台を確保しているが、引き続き増産に向けて調整している。重症者を増やさず、何より亡くなる方を増やさないために全力を挙げていきたい」と述べました。

そのうえで、センターでエボラ出血熱の治療薬として開発が進められた薬の臨床試験が各国と共同で行われていることに触れ、「国としても、治療薬の研究開発を最優先に支援を一気に加速していきたい」と述べ、医療機器の増産や治療薬の開発への支援に全力を挙げる考えを示しました。