ルーズ船で新たに10人
感染確認 厚労省

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスに感染した香港の男性が乗っていたクルーズ船で、症状がみられる人やその濃厚接触者などにウイルス検査を実施した結果、10人が感染していたことが新たに確認されました。これまでにこのクルーズ船の乗員乗客で感染が確認されたのは、合わせて20人です。

厚生労働省によりますと、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内では乗客と乗組員全員の合わせて3700人余りの検疫が行われ、発熱やせきなどの症状があった120人と、症状がある人と濃厚接触した153人の合わせて273人から検体を採取して順次、ウイルス検査を実施しています。

6日、新たに71人分の結果が判明しこのうち10人がウイルスに感染していたことが確認されました。

クルーズ船は横浜港に接岸し、厚生労働省は、新たに感染が確認された10人を神奈川県内の医療機関に搬送することにしています。

これで、このクルーズ船の乗員乗客で感染が確認されたのは、5日確認された10人と合わせて20人になりました。

厚生労働省は検査が続いているため、船内に残るおよそ3700人の乗客と乗員については、今後も引き続き船内にとどまり、原則として14日間、客室などで待機することを求めています。