10年で完成の保証ない
辺野古への建設断念を」

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をめぐり、防衛省が埋め立てなどの工期をおよそ10年にのばす方向で調整していることについて、共産党の小池書記局長は、基地の固定化につながると批判し、移設を断念すべきだという考えを示しました。

アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をめぐり、防衛省は埋め立てなどの工期を当初の5年から、およそ10年にのばす方向で調整を進めていて、普天間基地の返還時期も2030年代にずれ込む見通しです。

これについて共産党の小池書記局長は記者会見で「10年で完成する保証も全くなく、普天間基地が長期固定化される可能性が高くなってきた。政治的にも技術的にも完全に行き詰まっている」と批判しました。

そのうえで「政府はきっぱりと辺野古への新たな基地の建設を断念して、普天間基地の無条件撤去のためにアメリカ政府と正面から交渉するべきだ」と述べました。