スプレイ配備で市議会が
意見書 千葉 木更津

防衛省が千葉県の木更津駐屯地に輸送機のオスプレイを暫定配備する計画について、地元の木更津市議会は、配備期間の努力目標を5年として公表するよう求める意見書を可決しました。

防衛省は、陸上自衛隊の輸送機オスプレイ17機を佐賀空港に配備する計画ですが地元との協議がまとまっていないため、暫定的に木更津駐屯地に配備したいとしています。

これについて木更津市議会は、18日の本会議で、暫定配備の期間や周辺の環境などに関する意見書を可決しました。

この中では、防衛省が配備期間の努力目標を5年として公表することや、オスプレイの離着陸の回数などを測定して情報開示を行うこと、それに、佐賀への配備に関する進捗(しんちょく)状況を報告し、条件が整えば速やかに木更津から配備場所を変更することなどを求めています。

木更津市議会基地政策特別委員会の永原利浩委員長は、「いつまでも暫定配備が続かないよう、こちらから期間を提示した。数字を示すことで防衛省の検討を促すことができれば」と話していました。

木更津市は今回の意見書に対する防衛省の回答も踏まえて受け入れの是非を判断することにしています。