100~200人招待も
名簿ない」麻生財務相

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、麻生副総理兼財務大臣は21日の参議院の委員会で、ことし、自身の事務所から招待したのは100人から200人程度だったとしたうえで、招待者の名簿は残っていないことを明らかにしました。

21日の参議院財政金融委員会で、立憲民主党の勝部賢志氏は「桜を見る会」に関連して「地元関係者など何人を招待したのか。その際の名簿は残っているか」とただしました。

これに対し麻生副総理兼財務大臣は「事務所に確認したところ、記録が残っていないので正確には分からないが、ことしに関しては100人から200人くらいだという話だった」と述べたうえで、招待者の名簿は残っていないことを明らかにしました。

また、来年度予算案の概算要求で「桜を見る会」の費用がこれまでの予算額の3倍を超える5700万円余りが計上されていることについて麻生大臣は「私どもは言われたものに対して予算を編成する立場で、人数が急激に増えていっていることについて内容を細目つかんでいるわけではないが、総理の答弁のように、運用に関しては検討しないといけないということで、来年は取りやめになったのだと理解している」と述べました。