正憲法 来年施行は
「あくまでも希望」首相

安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、来年、改正憲法の施行を目標とする考えを示していたことについて、「あくまでも希望で、そのとおりになるとは思っていない」と述べました。

衆議院予算委員会で国民民主党の玉木代表は、安倍総理大臣が来年、改正憲法を施行する目標を掲げていたことについて、今も変わりはないかとただしました。

これに対し、安倍総理大臣は、「憲法論議が進まない中、一石を投じる思いで希望を申し上げたが、あくまでも希望であり、発議するのは国会なのでスケジュール通りになるとは毛頭思っていない」と述べました。

また、玉木氏は国会での憲法論議を促進するために、9条に関する自民党の改正案を取り下げるよう求めました。

安倍総理大臣は「自民党総裁としては、9条に自衛隊を明記することは大切なことだと思っている。ただ、改正の発議には国会の3分の2の賛成という高いハードルがあり、中身は憲法審査会で議論してもらいたい」と述べました。