電 八木会長 金品受領
は会見の説明時期よりも前

関西電力の経営幹部らが3億円を超える不透明な金品を受け取っていた問題。関西電力の八木誠会長は自身が金品を受け取っていた時期は27日の会見で説明した時期より前だったことを明らかにしました。

関西電力は、27日岩根茂樹社長が記者会見を開き、自身や八木誠会長など合わせて20人が、関西電力の原発がある福井県高浜町の森山栄治元助役から、総額3億2000万円に上る金品を受け取っていたことを明らかにしました。

会見では、金品を受け取った期間は2011年から2018年までの7年間と説明していました。

この説明について八木会長は28日、NHKの取材に応じ、自身が実際に金品を受け取っていた期間は、2006年から2010年の4年間だったことを明らかにし、会見とは食い違いがあることを認めました。

八木会長は、会見で示した期間はこの間、関係ポストについていた人を対象に調べたという意味で、金品をもらった期間とはずれが生じており、会見の説明は不十分だったという認識を示しました。

また、会見では誰がいつどのような金品を受け取ったのかを開示せず、説明不足だとの批判も高まっているうえに、高額の金品を一時受け取りながら、個人的なことだと情報開示を拒む企業姿勢を問題視する声もあります。

こうした状況を踏まえ、関西電力は近く改めて記者会見を開くことを検討しています。