間で交流が深まれば
関係も改善」日韓大学生が

日本と韓国の関係が悪化し各地で交流事業の中止や延期が相次ぐ中、山口県を訪れている韓国の大学生たちが、日本の大学生と一緒に海岸の清掃などを行って交流を深めました。

交流事業は山口県にある民間の国際交流団体が毎年、この時期に行っていて、日韓関係が悪化する中、ことしも韓国・キョンサン(慶尚)南道やプサン(釜山)市などから大学生17人が訪れています。

21日は地元の大学生20人と日本海に面した長門市を訪れ、海岸の清掃を行いました。

そして、一緒に海岸に落ちているペットボトルや缶などのごみを拾い集めたり、地引き網で海中のごみを引き出したりしていました。

地引き網にはタコやタイなどもかかっていて、学生たちはおそるおそるタコを触るなどして交流を深めていました。

参加した韓国の女子大学生の1人は「両国の政治関係はよくないが、民間で交流が深まれば関係も改善するのではないか。日本の友達もできて楽しいし、これからも連絡を取り合いたい」と話していました。

また日本の女子大学生は「政治と関係なく楽しんで交流できるいい機会だった。冬には私たちが韓国を訪れて交流を深めたい」と話していました。