日南ア首脳会談
TICADでの協力求める

安倍総理大臣は、南アフリカのラマポーザ大統領と会談し、ことし8月に横浜市で開かれるTICAD=アフリカ開発会議では、日本からアフリカへの投資拡大を重要なテーマとしたいとして、アフリカ最大の工業国である南アフリカの協力を求めました。

安倍総理大臣は、午前、G20サミットに出席するため大阪を訪れている、南アフリカのラマポーザ大統領と会談しました。

この中で、安倍総理大臣は、ことし8月に横浜市で開かれるTICAD=アフリカ開発会議について、「日本とアフリカのビジネス関係促進に重点が置かれることになる」と述べ、日本からアフリカへの投資拡大を重要なテーマとしたいという考えを示しました。

そして、TICADの成功に向けて、アフリカ最大の工業国である南アフリカの協力を求めたのに対し、ラマポーザ大統領は「日本企業のさらなる投資に期待している」と述べ、協力を約束しました。

また会談で安倍総理大臣は、海へ排出されるプラスチックごみ削減に向けて、南アフリカでのプラスチックに代わる素材の導入や、リサイクル技術の向上などを支援するため、国連機関を通じて、今後3年間で2億円を拠出する考えを伝えました。