機日に地元選挙区に
「運用上問題ない」政務官

文部科学省の白須賀政務官は、衆議院文部科学委員会で、地震などの緊急事態に備えて大臣の代わりに待機する日に、みずからの選挙区のある千葉県を訪れていたことについて、運用上問題ないとする一方、今後は誤解のないよう対応する考えを示しました。

白須賀政務官は、去年10月の就任から、ことし3月末までに、東京を離れる大臣の代わりに、地震などの緊急事態に備えて待機する当番だった日のうち、少なくとも13日間、みずからの選挙区のある千葉県を訪れていました。

文部科学省では、おおむね1時間以内で東京・霞が関に戻れる場所にいればいいという運用になっています。

15日開かれた衆議院の文部科学委員会で、立憲民主党の村上史好氏は、「当番の時には、地元の行事を断るくらいの責任があるのではないか」とただしました。

これに対し、白須賀政務官は、「運用にのっとって対応しており大臣の代理の役割は果たしている」と述べたうえで、今後は誤解のないよう対応する考えを示しました。

また、柴山文部科学大臣は「現時点で問題が起きたことはないが、ほかの省庁の状況を参考に、緊急事態の対応に遺漏なきよう、万全を期したい」と述べました。