学校での教科担任制
充実させる考え 柴山文科相

専門の教員が教科別に複数のクラスを受け持つ「教科担任制」について、柴山文部科学大臣は、教員の働き方改革につながることが期待されるとして、小学校で充実させていきたいという考えを示しました。

専門の教員が教科別に複数のクラスを受け持つ「教科担任制」について、文部科学省は、教員の働き方改革の一環として、小学校での本格的な導入を検討しています。

柴山文部科学大臣は記者会見で「現在でも、小学校の高学年を中心に、教師の特性や専門性を生かして、一部の教科で実施している学校がかなりある」と述べました。

そのうえで「小学校での充実によって、教師1人当たりの授業時間数の改善につながることも期待されている」と述べ、小学校で「教科担任制」を充実させていきたいという考えを示しました。

また、柴山大臣は、来週開かれる中教審=中央教育審議会の総会で、「教科担任制」の小学校での導入の在り方を諮問する考えも示しました。