言で辞職の前市長が
3回目の当選 明石市

職員への暴言で前の市長が辞職したことに伴う兵庫県明石市の市長選挙は17日、投票が行われ、辞職し、改めて立候補した前市長の泉房穂氏が、3回目の当選を果たしました。

▽泉房穂、無所属・前、当選。8万795票。
▽北口寛人、無所属・元。2万6580票。
▽新町美千代、共産・新。7321票。

前市長の泉氏が、元市長と新人の2人を抑えて3回目の当選を果たしました。

泉氏は55歳。
衆議院議員などを経て、平成23年の明石市長選挙で初当選しました。

今回の市長選挙は、泉氏が、道路工事の用地買収が進んでいないとして、担当の職員に「建物を燃やしてこい」などと暴言を浴びせていたことが明らかになり、先月、市長を辞職したことに伴って行われました。

泉氏は「多くの方々にご迷惑をかけ、明石市政の混乱を招いたのは私に原因があり、責任を痛感している。職員としっかり信頼関係を築き、職員と一緒に明石のまちづくりをしっかりやっていきたい」と述べました。

泉氏の任期は、公職選挙法の規定で、辞職前と同じ来月30日までで、来月の統一地方選挙の後半に再び市長選挙が行われます。

泉氏は、来月の選挙にも立候補する考えを明らかにしました。