民主党の鷲尾議員
自民入党の意思に反発も

衆議院新潟2区選出で、民主党政権では政務官を務めた無所属議員が、自民党への入党の意思を示したことに、比例代表で復活当選した自民党議員の派閥からは反発が出ています。

衆議院新潟2区選出で民主党政権では農林水産政務官を務め、今は無所属の鷲尾英一郎議員は、自民党に入党する意思を示し、党の新潟県連が週明けに対応を協議することにしています。

鷲尾氏と選挙区で議席を争い、比例代表で復活当選した自民党の細田健一議員は、15日記者団に対し「反自民の中心だった人なので、非常に違和感がある。有権者にどう説明するのか」と批判しました。

そのうえで、引き続き選挙区の党の支部長として活動する考えを強調しました。
また、細田氏が所属する派閥の会長、細田博之元幹事長は、「選挙で戦った相手の党に入るのは、政治的におかしい。政党本位の小選挙区制度の趣旨から見て、いったい何なのかという疑問が起こる」と不快感を示しました。

鷲尾氏の入党に向けては、二階派が中心になって調整を進めているということですが、細野元環境大臣の二階派入りに続いて、党内では反発も出ています。