民 吉川赳氏が繰り上げ
当選 比例代表・東海

女性との問題で田畑毅衆議院議員が議員辞職したのに伴って、おととし行われた衆議院選挙の比例代表・東海ブロックの自民党の候補者名簿から、吉川赳氏の繰り上げ当選が決まりました。

田畑毅衆議院議員は以前、交際していた女性が性的暴行を受けたと警察に告訴状を提出したことを踏まえ、自民党を離党したうえ、議員辞職しました。

これを受けて、中央選挙管理会は12日、選挙会を開き、おととし行われた衆議院選挙の比例代表・東海ブロックの自民党の候補者名簿から、吉川赳氏の繰り上げ当選を決めました。

吉川氏は静岡県富士宮市出身の36歳。平成24年の衆議院選挙で初当選しましたが、平成26年とおととしの選挙ではいずれも、静岡5区と比例代表・東海ブロックに重複立候補して落選していました。

静岡5区で吉川氏と議席を争ってきた細野元環境大臣は無所属のまま二階派に加わり、自民党への入党を目指していますが、吉川氏の当選によって、細野氏の入党や選挙区の公認をめぐる調整は難航することも予想されます。