権交代可能な政治に」
岡田氏ら立民の会派へ

旧民進党出身者らでつくる衆議院の会派「無所属の会」で、代表を務める岡田元外務大臣らは立憲民主党の会派に参加することになりました。一方、野田前総理大臣は参加しないことになりました。

旧民進党の出身者らでつくる衆議院の会派「無所属の会」に所属する13人の議員のうち、これまでに安住元財務大臣ら6人は立憲民主党の会派に参加する意向を示す一方、玄葉元外務大臣は、引き続き、無所属で活動するとしています。

そして、8日、「無所属の会」の総会が国会内で開かれ、新たに代表を務める岡田元外務大臣ら3人が立憲民主党の会派に参加することを確認しました。

一方で野田前総理大臣らは参加しない意向を表明しました。

これによって、今月召集される通常国会に向け、「無所属の会」の13人のうち9人が立憲民主党の会派に参加することになりました。

このあと、岡田氏は記者団に対し「立憲民主党と国民民主党の結節点になるために努力してきたが現実はなかなか厳しかった。野党第1党の立憲民主党に協力することで、政権交代可能な政治に近づけたい」と述べました。

野田前総理「外側でつなぎ役をする」

また、野田前総理大臣は記者団に対し「立憲民主党と国民民主党の間をつないでいく役割を死にもの狂いで行い、従来どおりの立場で政治活動を続ける。無所属の会が、野党第1党を軸に同心円を拡大していくことにかじを切るのは一つの選択肢だと理解している。野党を強くするためには、その中に入って頑張る人と外側でつなぎ役をする人の両方が必要で、私は後者を選んだ」と述べました。

立民 福山幹事長「心強く 歓迎したい」

立憲民主党の福山幹事長は記者団に対し、「経験もあり、実績を重ねた9人が会派をともにするのは心強く、歓迎したい。通常国会に向け強力な仲間が増えて、より安倍政権にしっかりと対じできるようになった」と述べました。