米国務長官 “日米韓首脳会談 安保強化合意できる”

アメリカのブリンケン国務長官は、今月18日に行われる日米韓3か国の首脳会談を巡って、インド太平洋地域における安全保障を強化するための具体的な取り組みについて合意できるという見通しを示しました。

日米韓3か国の首脳会談は、今月18日にアメリカ・ワシントン郊外のキャンプ・デービッド山荘で行われます。

これを前に15日記者会見したアメリカのブリンケン国務長官は、今回の会談で3か国の連携は新たな時代に入るとした上で「私たちがともに取り組んでいることの中心にあるのは安全保障だ」と述べ、インド太平洋地域における安全保障を強化するための具体的な取り組みについて合意できるという見通しを示しました。

そして、経済面を含めた安全保障だけでなく、開発援助や人道支援など、幅広い分野で3か国の連携を深めるとしています。

一方、東京電力・福島第一原子力発電所にたまる処理水を薄めて海に放出する計画が日韓関係の懸念にならないかと記者団から問われ、ブリンケン長官は「日本の計画は国際基準にのっとった安全なもので満足している。日本はIAEA=国際原子力機関と緊密に連携し、科学的根拠に基づいた透明性の高いプロセスを踏んできた」と述べ、日本の計画を支持しました。