長期欠席した議員の報酬は…
都議会 木下元都議問題で

無免許運転を繰り返したとして道路交通法違反の罪で在宅起訴され、22日に辞職した木下富美子元都議会議員が、長期間議会を欠席したことを踏まえ、議会運営委員会の小宮安里委員長は、今後長期欠席した議員の報酬の扱いについて検討を加速化させる考えを示しました。

木下元都議会議員は無免許運転を繰り返したとして、道路交通法違反の罪で先週在宅起訴され、22日に記者会見を開き謝罪したうえで辞職しました。

議運委員長「議会への説明責任果たさないまま辞職」

これについて、本人への質疑を予定していた議会運営委員会の小宮委員長は、24日の記者会見で「議会に対する説明責任は果たさないまま辞職した」と指摘しました。

一方、木下元議員が22日「議員として十分に仕事をさせてもらえない理不尽な現実に悩んだ」と発言したことについて、小宮委員長は「そもそもそういった状況を作ったのが、木下氏であったことを受け止めていただけないまま辞職に至った」と述べました。

木下元議員は問題が発覚して以降、2度辞職勧告を受けたほか、議長から説明に来るよう求められましたが、2回は応じず、長期間議会を欠席しました。

小宮委員長は「長期欠席だった場合の報酬の扱いなどについては、議会として話し合うとすでに決まっている。スピード感をもって進めていきたい」と述べ、今後検討を加速化させる考えを示しました。