海自護衛艦「いずも」で
「F35B」発着試験実施へ

防衛省は、事実上「空母化」する海上自衛隊の護衛艦「いずも」で行う最新鋭のステルス戦闘機「F35B」の発着試験を、アメリカ軍岩国基地に所属する戦闘機を使用して10月3日以降、実施すると発表しました。

試験に向け9月30日午後、護衛艦が岩国基地に入港しました。

防衛省は、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦の事実上の「空母化」に向けた改修を進めていて、最新鋭のステルス戦闘機「F35B」を運用することにしています。

こうした中、防衛省は9月30日、今後の運用に生かすためなどとしてアメリカ軍の協力を得て岩国基地に所属するF35B・2機を使用し、護衛艦「いずも」で発着試験を実施すると発表しました。

発着試験は初めてで10月3日から7日までのいずれか一日、太平洋沖で行うということです。

アメリカ軍岩国基地には30日午後2時半ごろに「いずも」が入港し、発着試験に向けて作業員を乗せたり必要な機材を積み込んだりすることにしています。


岩国市の福田市長は「試験は必要な作業であり入港については一定の理解をする。試験の実施中、戦闘機の飛行などによる住民生活への影響を最小限にとどめるよう、国やアメリカ軍には配慮を求めたい」とコメントしています。