連合 初の女性会長選出へ
芳野友子副会長推薦

来月で任期満了となる、連合の神津会長の後任に、現在、副会長を務める芳野友子氏が選出される見通しになりました。就任すれば、女性初の会長となります。

連合は現在3期目となる神津会長の任期が来月で満了になることから、主要な労働組合が参加する「役員推せん委員会」を設け、後任人事の検討を続けてきました。

神津会長は28日の記者会見で、委員会が検討した結果、新しい会長に芳野友子副会長を推す方針を決めたことを明らかにしました。

連合は来月上旬に開催予定の定期大会で新会長を正式に決める方針で、今後、ほかに立候補者が出て選挙戦になった場合でも、主な組合の支持を受ける形となった芳野氏が選出される見通しになりました。

芳野氏は55歳。

機械や金属産業などの中小企業の労働組合で作る「JAM」の出身で、平成27年から連合の副会長を務めてきました。

就任すれば女性初の連合の会長となります。

後任人事について神津会長は「女性登用を進めようという連合内の議論が今回の推薦発表につながった。新会長には発信力も問われるが、その点でも芳野氏には大いに期待できる」と述べました。