兵庫県「まん延防止」地域
6市町を追加方針

兵庫県は、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、県内での感染の急拡大を受けて、現在、神戸市など4つの市が対象となっている「まん延防止等重点措置」の地域に、新たに伊丹市や宝塚市、明石市など6つの市と町を加える方針を決めました。

兵庫県内では、新型コロナの新規の感染者が、14日は1日としては過去最多の507人、15日は過去2番目の493人の感染が確認されるなど感染の急拡大が続いています。

こうした状況を受け、兵庫県は15日午後、対策本部会議を開き、井戸知事は「入院すべき人が自宅待機を強いられており、医療が危機的状況だ」と述べ、危機感を示しました。

そして「まん延防止等重点措置」の対象地域について、神戸市など4つの市に加えて、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町、明石市の6つの市と町を、来週22日から新たに加える方針を決めました。

期限は、神戸市などと同じく5月5日までとしています。

県は対象地域の飲食店に対し、営業時間を夜8時まで、酒類の提供は夜7時までとするよう要請する方針で、応じた事業者には協力金が支払われます。

また、加古川市や姫路市など8つの市と町の飲食店などに出している、夜9時までの営業時間の短縮要請については、5月5日まで延長することを決めました。

さらに会議では、県立学校の部活動について、4月19日から5月5日までの期間、県外での活動は実施しないことや県内で活動する場合も必要最小限の人数で感染防止策を徹底して行うよう各学校に求めることも決めました。