鯖江市 五輪中国体操代表
事前合宿受け入れを断念

東京オリンピック・パラリンピックで中国のホストタウンになっている福井県鯖江市は、新型コロナウイルスの感染が続く中、選手などの安全確保に課題があるとして、中国の体操代表チームの事前合宿の受け入れを断念することになりました。

鯖江市は東京オリンピック・パラリンピックの中国のホストタウンとして中国の体操チームの事前合宿の受け入れを予定していました。

しかし、新型コロナウイルスの感染が続く中、鯖江市は先月「選手や関係者の安全確保に多くの課題がある」として中国体操協会に受け入れは困難だと打診し、その後、中国側から同意する連絡があったことから、合宿の受け入れ断念が決まったということです。

一方、鯖江市はホストタウンとして中国との交流事業は実施する方針で、市内でのパブリック・ビューイングによる中国体操チームの応援などを検討しているということです。

鯖江市は「合宿の受け入れ断念は残念だが、今後もコロナの収束後に向けて交流事業を続けていきたい」と話しています。