自民 越智通雄氏が死去
91歳 元経企庁長官

自民党の元衆議院議員で、経済企画庁長官などを歴任した越智通雄氏が、30日、老衰のため亡くなりました。91歳でした。

越智氏は、旧大蔵省の出身で、福田赳夫 元総理大臣が、大蔵大臣を務めた際に秘書官を務めました。その後、昭和47年の衆議院選挙で旧東京3区から立候補して初当選し、衆議院議員を8期務めました。

この間、宇野内閣と海部内閣で経済企画庁長官を務め、バブル経済の崩壊後、不良債権を抱える金融機関の再生に取り組みました。小渕内閣では、金融再生委員長に就任しましたが、信用組合に対する、当時の金融監督庁の検査に関連して「検査の仕方できついところがあったら、最大限考慮する」などと発言して問題となり、辞任しました。

越智氏は、平成12年の衆議院選挙や、平成15年の衆議院補欠選挙で落選し、政界を引退していました。

越智氏は、30日、老衰のため、亡くなりました。91歳でした。