鹿児島県の衆院選挙区割り
一部誤ったまま3年間公開

総務省が作成した衆議院選挙の鹿児島県の選挙区の地図の一部がおよそ3年間にわたって誤ったままの状態でホームページなどで公開されていることが分かりました。

衆議院選挙の選挙区は平成29年に改定され、総務省はこれにあわせて変更された選挙区の区割りを示した地図を作成し、ホームページなどで公開しています。

このうち、鹿児島県では5つあった選挙区が4つに減り、区割りが変更されましたが、地図の一部がおよそ3年間にわたって誤ったままの状態で公開されていることが分かりました。

地図では実際には鹿児島2区に入る鹿児島市谷山地区の一部が1区に組み込まれています。

一方、選挙区ごとの地域名を文字で表記した部分に誤りはなく総務省は「自治体の選挙事務に影響はないが、イメージ図として作成した結果、一部で不正確な部分があった。しかるべきタイミングで修正する」としています。

選挙事務に詳しい選挙制度実務研究会の小島勇人代表理事は「地図を見た有権者が誤解し混乱を招く要因になる。誤解される可能性は排除するべきだ」と話しています。