尖閣諸島 字名に「尖閣」
中国と台湾では反発の声

尖閣諸島の周辺海域で中国当局の船による活動が活発化するなか、沖縄県石垣市では1日から尖閣諸島の字名に「尖閣」が加わります。これについて尖閣諸島の領有権を主張する中国と台湾では反発の声が上がっていて、今後、緊張が高まることも懸念されます。

尖閣諸島を行政区域に持つ石垣市は、これまで尖閣諸島の字名を「石垣市登野城」としていました。

この字名について石垣市はことし6月「市内に同じ字名の地域があり事務的なミスを防ぐため」などとして「石垣市登野城尖閣」に変更する議案を市議会に提出し、賛成多数で可決されました。これを受けて1日から尖閣諸島の字名に「尖閣」が加わります。

尖閣諸島をめぐっては中国当局の船が周辺海域への領海侵入を繰り返しているほか、日本の漁船を追尾するなど活動を活発化させています。

今回の字名に「尖閣」が加わることについては、領有権を主張する中国と台湾で反発の声が上がっていて、今後、緊張が高まることも懸念されます。