閣諸島の字名に「尖閣」
加える議案可決 石垣市議会

沖縄県 石垣市の市議会は、尖閣諸島の字名について「市内に同じ字名の地域があり事務的なミスを防ぐため」などとして「尖閣」を加える議案を賛成多数で可決しました。尖閣諸島の周辺では中国海警局の船による領海侵入が繰り返されていて、今後、緊張が高まることも懸念されます。

石垣市は今月9日、「石垣市登野城」となっている尖閣諸島の字名について「市内に同じ字名の地域があり、事務的なミスを防ぐため」などとして「石垣市登野城尖閣」に変更する議案を市議会に提出しました。

この議案は22日に開かれた本会議で採決が行われ、自民党や公明党などの賛成多数で可決されました。

これにより尖閣諸島の字名は、ことし10月1日に変更されます。

尖閣諸島周辺では中国海警局の船が、ことし4月14日から領海のすぐ外側にある接続水域内を70日連続で航行していて、この間、領海侵入も繰り返しています。

また、今回の議案をめぐっては、尖閣諸島の領有権を主張する台湾で反発の声が上がっていて、今後、緊張が高まることも懸念されます。