染者未確認の岩手県
JR盛岡駅で乗客の検温

JR盛岡駅でも新型コロナウイルスの感染を防ぐ水際対策として、到着する新幹線の乗客を対象に検温が行われています。

感染者が全国で唯一確認されていない岩手県は水際対策として、JR盛岡駅にある新幹線の2か所の改札口にサーモグラフィーカメラを設置して検温を行っています。

体温の高さを色で識別できる仕組みで、県の職員がモニターを見ながら体温が37度5分以上の人がいないか一人ひとりチェックしていました。

本格的な大型連休を迎えるなか、外出の自粛が求められ、新幹線が到着しても降りてくる乗客はわずかで駅は閑散としています。

盛岡駅を訪れた宮古市の50代の女性は「知らずに感染している人もいると思うので、検温の取り組みは大切だと思います」と話していました。

岩手県ふるさと振興企画室の川村守企画課長は「県内で、いつ感染者が出てもおかしくない状況です。心苦しい部分もありますが、ご理解いただきたいです」と話していました。

岩手県はJR盛岡駅での検温を今月6日まで続けるということです。