27日の人出「特定警戒
都道府県」おおむね横ばい

27日の全国の人出は、「特定警戒都道府県」の対象地域で感染拡大前と比べて40%から70%の減少と、おおむね横ばいの状態が続いています。

NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報を基にプライバシーを保護した形で全国47都道府県の人出のデータをまとめています。

27日午後3時時点の人出を感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の平日の平均と比較したデータを見ますと、当初の緊急事態宣言の対象地域では、
▽大阪・梅田周辺で73.1%、
▽東京・新宿周辺で70.2%、
▽横浜駅周辺で65.6%、
▽大宮駅周辺で61.8%、
▽福岡・天神周辺で57.5%、
▽千葉駅周辺で56.8%、
▽兵庫県の三ノ宮駅周辺で52.7%、それぞれ減少しました。
1週間前と比べると、減少幅はおおむね横ばいです。

「特定警戒都道府県」に指定されているこのほかの6つの道府県では、
▽京都駅周辺で67%、
▽名古屋駅周辺で62.9%、
▽金沢駅周辺で63.2%と減少幅が60%を超えています。

また、
▽札幌駅周辺は53.1%、
▽水戸駅周辺は46.1%、
▽岐阜駅周辺は45.9%の減少でした。

このほかの地域では、
▽広島市中区紙屋町周辺が48.4%、
▽仙台駅周辺が46.9%、
▽高松市丸亀町周辺が37.9%、
▽広島駅周辺が31.8%の減少でした。

地域によっては、80%を超える減少となった26日・日曜日と比べると平日は出勤する人などを中心に人出が減りづらい状況が続いています。

前日比では2倍の地域も

27日の「特定警戒都道府県」の対象地域の人出は26日の日曜日と比べると、大幅に増加している地域が目立ち、平日は出勤する人などを中心に人出が減りづらい状況がうかがえます。

このうち、
▽札幌駅周辺は104.1%の増加、
▽名古屋駅周辺は102.6%の増加と、
26日に比べるといずれもおよそ2倍に増えています。

また、
▽大阪・梅田周辺は86.6%、
▽福岡・天神周辺は76.6%、
▽兵庫県の三ノ宮駅周辺は69%、
▽千葉駅周辺は54.8%、
▽東京・新宿周辺は51.3%といずれも26日と比べると大幅な増加となっています。