2戦闘機の後継機
100億円余で調整

航空自衛隊のF2戦闘機の後継機をめぐり、防衛省は、来年度予算案に、開発費として100億円余りを盛り込みたいとしていて、財務省と詰めの調整が行われる見通しです。

政府は、2000年から配備を始めた航空自衛隊のF2戦闘機が2030年代から退役するため、後継のステルス戦闘機を国際協力を視野に、日本主導で開発する事にしています。

この後継機の開発について、防衛省は、具体的な金額を明示しない形で来年度予算案の概算要求を行いましたが、このほど金額をまとめ、機体やシステムの主要部分の開発費として、予算案に100億円余りを盛り込みたいとしています。

最終的な金額については、来週、麻生副総理兼財務大臣と河野防衛大臣の間の閣僚折衝で、詰めの調整が行われる見通しです。

防衛省は合わせて、戦闘機を支援する無人機の研究費も予算案に盛り込みたい考えです。