歌山県知事選 現職の
仁坂吉伸氏 4回目の当選

現職と新人の2人の争いとなった和歌山県知事選挙は25日、投票が行われ、現職の仁坂吉伸氏が4回目の当選を果たしました。

和歌山県知事選挙の結果です。
▽仁坂吉伸 無所属・現 当選 24万6303票
▽畑中正好 無所属・新 6万1064票

自民党、国民民主党、公明党の各党の県組織と社民党が推薦した現職の仁坂氏が、共産党が推薦した新人の畑中氏を抑え、4回目の当選を果たしました。

仁坂氏は68歳。経済産業省の次長などを経て、平成18年の和歌山県知事選挙で初当選しました。

選挙戦で仁坂氏は高速道路の整備など3期12年の実績を強調するとともに、みずからが推進しているカジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致について、地域の活性化につながるなどと訴えました。

そして、支援を受けた各党の支持層だけでなく支持政党を持たない「無党派層」からも支持を集め、4回目の当選を果たしました。

仁坂氏は「12年間やってきた県政が評価されたと思う。期待に応えられるよう、いっそう情報を収集し、県民の意見に耳を傾け、研さんを積み、工夫をして、和歌山を元気な県にしていきたい」と述べました。

投票率は38.33%で、前回(4年前)の選挙を1ポイント余り下回り、これまでで3番目に低くなりました。