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ロマンを感じに 天下分け目の関ヶ原 SKE48鎌田菜月さんが探訪

まるっと!LOVE旅 岐阜県・関ケ原町
  • 2023年10月25日

東海地方の各地で、地域のLOVEな人、モノ、場所に出会う「LOVE旅」。
SKE48イチの歴史好きの鎌田菜月さんが岐阜県・関ケ原町を訪れました。
今回のテーマは「LOVE♥関ケ原古戦場」。子どものころ来たことがあるという鎌田さん。新たなロマンを感じに関ケ原古戦場へ!

関ヶ原の戦い「不利な地形 どうする家康」

関ヶ原の戦い
1600年9月15日にあった東軍・徳川家康と西軍・石田三成による天下分け目の戦い

関ヶ原の戦いについて案内をしてくれたのは、関ケ原町歴史民俗学習館 学芸員・川島行彦さん。

関ケ原町歴史民俗学習館 学芸員・川島行彦さん
川島さん

こちら、東軍西軍の武将たちが陣を敷いた地図になります。
西軍(石田三成)の方はですね、小高い山ですとかに陣を敷いてまして、西軍優位な地形で戦いに臨むわけなんですよね。

東軍西軍の武将たちが陣を敷いた地図
鎌田さん

史実としては、勝ったのは東軍(徳川家康)ですよね?

そうなんです。

不思議ですね。

関ケ原古戦場 徳川家康最初陣地

鎌田さんがまず訪れたのは、桃配山にある最初陣地。

徳川家康が最初に陣を敷いた最初陣地という場所になります。

ここから見晴らしていたわけですね。味方の動きがよく見える場所ですね。

こちらが一番のメインになります。

関ケ原古戦場 徳川家康最初陣地

関ケ原古戦場 徳川家康最初陣地。

なぜ家康がここの最初陣地に陣を敷いたか分かりますか?

なぜ?合戦場の一番端の山だから?

一番後ろにいるので、自分が戦況を見渡せるというところも確かにあるとは思いますが、この桃配山という場所、実は、関ヶ原合戦よりもはるか前に、壬申の乱という戦いがありました。
そのときにこの桃配山に皇子が陣を敷いて、配下の者たちに桃を配って、戦いに無事に勝つことができたという場所になります。

じゃあ、とっても縁起がいいんですね。この場所。

壬申の乱(じんしんのらん)
飛鳥時代の672年 ここ関ケ原で、大友皇子と大海人皇子(後の天武天皇)の間で天皇の皇位継承をめぐって起きた戦

ただ、西軍の陣形が地形を利用して優位に戦いを進めていたので、なかなか東軍は西軍を崩せなかったんですよね。それに家康はいらだって、「もうお前ら!頑張れ!東軍の武将頑張れ」という感じでズンズンズンと進んで行って。最初陣地のこの桃配山の方から(2km)進軍します。

ぐぐっとだいぶ進みましたね。

だいぶ進みました。

家康、最後陣地で裏切りを促す

鎌田さんが次に訪れたのは徳川家康 最後陣地。

ここですか?最後陣地。また、家康の家紋がはためいています。

家康が合戦の後半になって、勝因をつかむ武将がいるのですが、松尾山に布陣していた、小早川秀秋という武将がキーパーソンになります。

家康がこのあと小早川に対してどういうことをしたと思いますか?

これは私知っているんですよ!

小早川に「うちに来ない?」っていう声掛けをしていたので、
小早川は(東軍に)寝返ります!

ただ、合戦が進むにつれても、小早川秀秋まだ西軍に武将としてついたままで、全く反応しないんです。そこで、しびれを切らした徳川家康は鉄砲で小早川の陣営に対して威嚇射撃をします。いい加減にうち(東軍)につけと。それに対して小早川は決心をしまして、東軍の方につきます。

寝返ったわけですね。三成から見たら小早川の裏切りというのはすごく
痛かったでしょうね。

痛かったですね。

石田三成が見た景色

2人は徳川家康最後陣地からわずか1kmの石田三成陣地へ。

石田三成陣跡

上の方にあるのが、石田三成の陣跡になります。

おー!すごい階段ですね。
これはちょっと、家康のところとだいぶ違いますね。

石田三成の陣跡

おー!これは気持ちいい!

関ケ原のすべてを見渡せますね。
ちょうど家康の最後陣地が見えますね。

さっきいた場所も見えますね。
ここが関ケ原かぁって感じしますね。

ここからだと、小早川秀秋の所までも見ることができます。
南西に向かって山のてっぺんのところにあります。

見えました!黄色い のぼりが立っています。

小早川秀秋陣跡

そうです。あれが小早川秀秋の陣跡になります。
関ヶ原の戦いは、約6時間という短さで決着がついたんですよ。

これで実質(家康の)天下人が決まったわけですからね。

そうなんです。

鎌田菜月さんの旅のまとめ

旅のまとめは鎌田さんのイラストで。

きょう一日関ヶ原の合戦場をまわらせてもらって、徳川側の見方、石田側の見方で、「見え方が違う」という気付きがありました。目で見ても楽しめるように、いろんなものが増えてるのは知らなかったですし、展望台から見る景色も感動しました。(昔と)全然変わりました。また来たいです。

岐阜関ケ原古戦場記念館

徳川家康最後陣地のすぐ隣には、2020年にオープンした「岐阜関ケ原古戦場記念館」があります。映像や展示で、関ヶ原の戦いをより体感できる施設です。

岐阜関ケ原古戦場記念館
鎌田さんも火縄銃(レプリカ)を持ってみました

<アクセス情報>
・徳川家康最初陣地 JR関ケ原駅から徒歩25分
・徳川家康最後陣地 JR関ケ原駅から徒歩10分
・石田三成陣地 最後陣地から徒歩15分
岐阜関ケ原古戦場記念館 JR関ケ原駅から徒歩10分

 

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