SKE48・鎌田菜月さんが清須市で「弥生時代」を感じる
- 2023年06月19日
東海地方の各地で、地域のLOVEな人、モノ、場所に出会う「まるっと!LOVE旅」。
今回は、SKE48の鎌田菜月さんが愛知県清須市へ。SKE48イチの歴史好き、鎌田さん。今回のテーマは、ぐっと時代をさかのぼって「LOVE♥弥生時代」!
愛知県清須市にやってきました。 SKE48 鎌田菜月です。清須と言えば、清洲城!信長ですかね…。
きょうのお題は「❤弥生時代」・・
えっ!?清須と弥生時代って関係あるんですか?
さっそく弥生時代を感じられる場所へ
おースゴい!なんか見えてきましたよ。
教科書とかで見たことがある建物じゃないですか・・・竪穴式住居ですかね?
デッカ!?かまくらみたいですね。もっと入口は小さいと思っていました。
意外とちょっとかがめば入れる・・・。昔の人、本当に自分たちで作っていたのかなと思うくらい立派ですね。
ここは「あいち朝日遺跡ミュージアム」。
迎えてくれたのは学芸員の原田幹さんです。
ここはですね、朝日遺跡という弥生時代の集落があった場所なんです。全国でも指折りの非常に重要な遺跡なんです。
そうなんですか?
「清洲ジャンクション」で朝日遺跡のスケールを体感
ずいぶんと立派な高速道路ですよね。
はい。「清洲ジャンクション」という高速道路のジャンクションになっているところなんです。
この清洲ジャンクションが朝日遺跡に関連あるんですか?
そうなんです。ここが朝日遺跡の中心部になります。
ここですか?だいぶ都会的ですけど・・・
そうですね。今ジャンクションが見えているところは全部、下は弥生時代の遺跡です。
めちゃくちゃ広くないですか・・・
道路工事のための調査で朝日遺跡の巨大さが分かりました。広さおよそ100万㎡に1000人ほどが暮らしていたそうです。
集落が再現!朝日遺跡ミュージアム
こちらが朝日遺跡ミュージアムの展示室です。
おー立派ですね。
この模型は、朝日集落の2200年くらい前の様子を再現したものです。
これが今、私たちがいる場所にあった集落ですか? いや、こうやって見ても広いですね。
人々は米をつくり、北陸や関西などと交易する豊かな集落でした。ここには、全国で初めて出土したものがあります。
集落の真ん中あたりにある多重の柵。 多重のバリケードが初めて見つかったんです。
奥のところがですね。柵が作られて、その前に堀が掘られています。
その外に木の枝がついたままの柵が2列。
さらにその外側には、地面に木の杭を何本も打ち込んで並べた柵が作られている。こういった多重のバリケードが全国で初めて見つかったのがこの朝日遺跡です。
この豊かな集落を守る戦いもあったと考えられています。
真ん中に大きな穴!?「円窓付土器」
こちらが朝日遺跡で出土した物の中でも、いちばんユニークじゃないかなと考えているものなんですが・・・
真ん中に大きな穴があいていますね。この大きな穴を、丸い窓があいているという風に見立てて「円窓付(まるまどつき)土器」という名前で呼ばれています。
でもこの形的には、本来何か入れるモノじゃないですか・・・
円窓付土器がどう使われたかまだ解明されていません。鎌田さん何に使っていたと思いますか?
中にペットをいれていた! 例えば猫ちゃんが入っちゃうとか、ここから猫ちゃん出てきたら、めちゃかわいくないですか・・・
いいですね。まあでもいろいろ自由に何に使ったのかなーと考えられるのも土器の魅力なんです。
なるほどおもしろいですね。
子どもたちに大人気!弥生時代を体験
ミュージアムでは弥生時代の体験ができる「火起こし体験」が子どもたちに大人気!
ちょっと疲れた
本物の土器にふれるイベントも・・・
軽っ!
鎌田さんも実際に持ってみることに。
アレ?軽い?
土器の重さは、800グラム(缶ビール2本ほど)だそうです。
「円窓付土器」ついて、皆さんの想像は?
儀式の際に神に捧げる供物を入れる土器。他の人に何を入れているかをあえて見せ、見栄をはっていたのでは?
ペットを入れる
土器の中に餌を入れて、取りに来た小動物を捕まえる罠として使った・・・
中で何かを燃やした?調理器具かランプ?
旅のしおり
・あいち朝日遺跡ミュージアム
「JR枇杷島駅」から城北線に乗り換え「尾張星の宮駅」下車 徒歩9分