WBC日本代表 巨人・戸郷翔征投手 世界へ!宮崎の母校で自主トレ
- 2023年01月24日
3月に開幕するWBC日本代表に選ばれた巨人・戸郷翔征投手。
宮崎の聖心ウルスラ学園から世界へ!伸び盛りの若き侍の昨シーズンの活躍と母校での自主トレの様子をお伝えします。
昨シーズンを振り返って
聖心ウルスラ学園出身の戸郷翔征投手。WBCの日本代表メンバーに宮崎県勢として都城高校出身のオリックス、山本由伸投手ととも選ばれ、大谷選手やダルビッシュ投手などそうそうたるメンバーの中の一員になりました。
プロ4年目の昨シーズンはそれまで届かなかった「ふた桁勝利」の壁を乗り越えるなど飛躍しました。伝統球団の主力として1年を戦い抜いた自信を胸に世界の強豪に挑みます。
(昨シーズンを振り返って)
ふた桁できたことが1つの安心材料になりましたし、ふた桁した後の試合で違った景色が見えました。
2年連続9勝…“10勝の壁”
150キロを超えるストレートと落差の大きいフォークボールが持ち味の戸郷投手(22歳)。チームトップの12勝を挙げ、最多奪三振で初のタイトルを獲得しました。しかし、昨シーズンまでは2年連続で9勝と10勝の壁を越えられませんでした。
悩みしかなかったですね。どれだけ練習してもふた桁できなかったというのが頭の片隅にありました。
去年の春キャンプで、「ふた桁勝利」を目指しコントロールに磨きをかけようとブルペンでの投球練習に工夫を凝らしました。一定の球数を同じコースに続けてテンポよく投げ込んでいく練習。指先の感覚を養うため狙ったところに投げ続ける。桑田コーチの提案で始めました。
前のシーズンより投球イニングは20増えていますが、フォアボールは7個減少。球数も減り長いイニングを投げられるようになり勝ち星がつくチャンスが増えました。
念願の10勝目。「ふた桁勝利」で見えた景色
10勝まで2回足踏みをして迎えた中日戦。コントロールも安定し8回を1点に抑えますが、援護がなく同点のまま9回表に。またも10勝の壁に阻まれたかと思った時。ツーアウトで6番の中田選手が戸郷投手の好投に応える劇的な勝ち越しホームランを放ちました。
あれ(中田選手のホームラン)が入った瞬間は今でも忘れられない。
この勝利で戸郷投手に勝ち星がつき念願のふた桁勝利を達成しました。
特別というか群を抜いて特別ですね。1つ落ち着けたというか。あと1つどうやって勝とうかと思わなくてよくなったので、1つ違う領域にいけましたね。
WBCに向けて・宮崎での自主トレ
WBCのメンバー発表の1月6日、戸郷投手は地元・延岡市の神社にいました。大舞台に臨むことしの運勢は・・・「大吉」。
母校での自主トレーニングは3月上旬に開幕するWBCにあわせて例年よりも早めのペースで調整しています。大会の公式球にも徐々に慣れていく予定です。
まだ、日本のボールだけどそろそろ公式球を使って。いい感じに来ていると思う。
宮崎から世界へ。伸び盛りの若きサムライに臆する気持ちはありません。
名誉を手にした数々の選手が出る大会でそこに出られることはすごく光栄です。ほかのチームも大リーガーが出場すると聞いているので、日本を背負って対戦するのが楽しみです。
そして、2月17日に始まるWBCの直前合宿は、戸郷投手の地元・宮崎で行われます。大谷選手がくるかどうかも注目ですが、間近で戸郷投手や山本投手のジャパンのユニフォーム姿をみられるのも楽しみですね。宮崎県勢の2人にはとくに存在感を示して、地元を盛り上げて欲しいと思います。
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