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いよいよスタート “医師の働き方改革” 現場から届いた140件以上の声をまとめました

過労死が起きるなど、問題視されている医師の過酷な長時間労働。国は今月、残業時間などを制限する「医師の働き方改革」を始めました。

「医師の働き方改革」わかりやすく解説 患者に影響は? 医師からは不安な声も の記事や、クローズアップ現代の情報提供窓口「スクープリンク」で皆さんからの声を募ったところ、143件(4月1日時点)のご意見が寄せられました。ご協力ありがとうございました。

これまでに届いた声の一部を記事にまとめました(届いた声を一部編集しています)

この記事は随時更新し、いただいた情報をもとに引き続き取材を進めていきます。

(医師の働き方改革 取材班)

INDEX

悲痛な声 最多は「時間外労働が認められない」「働き方改革の抜け穴が存在する」

最も多く寄せられた声は、「時間外労働が認められない」(26件)で、次に「激務・疲弊」(25件)でした。また「働き方改革の抜け穴が存在する」は、*「宿日直許可」と、「自己研さん」を合わせると26件となっています。

*【宿日直許可】週に数日しか救急車が来ないなど、十分に睡眠がとれるようなあまり忙しくない当直なら、当直をしても労働時間に入れなくてよいという、病院に与えられる許可。

寄せられた声の内訳(※延べ人数)

働き方改革は医師の“タダ働き”を助長

「業務量を減らさず 時間外を減らしたと見せかける」悪法

60時間以上は時間外労働が記録されない

残業が認められない “オンコール“対応で労働条件が悪化

実労働時間は増えたのに 収入は減った

働きたい人が働けない サービス残業増えるほうが問題

「自己研さん」は労働時間短縮の“隠れみの”

「宿日直許可」を不正に得る病院 自己研さんで待遇悪化 

「宿日直許可」時間外労働にカウントされないように

「宿日直許可」なぜ条件に満たない病院にも許可 

「宿日直許可」を得るも 救急車が絶え間ない

当直時間は ほぼ給料がでない 

管理職にされ 働けない医師のしわ寄せを受ける

根本的な問題から目を背けているだけ 

上層部の意に添わない者は左遷 従わざるを得ない環境

働き方改革の担当者と医師の負担が増える改革

酒気帯び運転を疑われたくらいフラフラ

自殺、精神疾患で辞めるドクター多数 

タスクシフトが進まない

医師を確保するための地域枠制度の悪用 

急性期病院の集約化が必須

ドイツの医療者の有給休暇取得率は100% 

みなさんからの情報を募集中

「医師の働き方改革」について、情報や内部告発、みなさんのお悩みや体験談、ご意見などがある方は、情報提供窓口「スクープリンク」(以下のバナー)から声をお寄せください。今後もいただいた情報をもとに取材を進めてまいります。

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