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働き方改革のかげで ~増え続ける精神疾患~

過労死防止法の成立からまもなく10年。この間、日本では長時間労働の抑制など、働き方の改革が進められ、月あたりの平均労働時間は減少しています。その一方で、過重労働などが原因による、精神障害の労災認定は増加しています。働き方改革のかげで何が起きているのか。精神科で出会った30代、40代の働き手の悲痛な声です。

「うつは気持ちの問題だと言われた」 ~中小企業の働き手~

愛知県のクリニックで取材に応じてくれた40代の川口さん(仮名)。従業員およそ70人、工作機械のメンテナンスを行う中小企業に勤めています。勤続20年以上で機器修理・開発に従事していた川口さんは、社長の一言で新しい機器の開発を命じられました。開発のため、新しいソフトを習熟する必要があるほか、並行して自身の業務を行うことになり、残業時間が月60時間以上といった日々が続いたと言います。

40代 川口さん(仮名)

「周りに相談しても『時間は自身でつくるしかない』、『私はそのソフトの使い方が分からない』と言われ、休日も勤怠をつけず触れたことのないソフトを勉強する日々が続き、不眠に悩まされ、うつ状態になりました」

約5か月にわたる苦闘の末、開発自体は納期に間に合ったという川口さん。しかし、ストレスチェックを行ったところレッドゾーンに入っていたことから限界を感じ、退職願を提出しました。すると、上司からは思いとどまって欲しいと諭され、総務部にまずは産業医の診断を受けるようすすめられました。そして、産業医のもとをたずねると「私に何がして欲しい?」と言われた上に、その後、社長からかけられた言葉にがく然としたと言います。

40代 川口さん(仮名)

「産業医と面談したことで私は社長から個室に呼ばれ、机をガンっと叩かれて産業医のところになぜ行ったんだと叱責されました。そしてうつは病気ではなく、気持ちの問題だと暴言を浴びせられました」

さらに、周りの上司たちは誰も社長に逆らわず川口さんの窮状を見て見ぬふりをしたと感じ、孤立感を深めたという川口さん。現在、うつ病と診断され、休職しています。ところが週に1度は会社に呼ばれ、いつごろ復帰できるかを聞かれ続けていると言います。

40代 川口さん(仮名)

「部品ですね。我々は・・・」

取材の最後にぽつりと話した川口さんは無表情でした。

「部下が限られる中でのプレッシャー」 ~管理職の公務員~

企業だけでなく公務員も過重労働などで悩む人がいます。栃木の精神科病院で出会った30代の公務員、林さん(仮名)は、部下を持つ管理職になったことで、慣れない仕事と仕事量の増大が引き金となり、現在、休職しています。

30代 公務員 林さん(仮名)

「公務員の仕事は正確であることが当たり前で、たとえうっかりミスであっても間違えてしまうと大きな問題になるなど世間から常に厳しい目を向けられています。また、年々、住民のニーズが多様化する傾向にあり、よりわかりやすく丁寧な説明を要求されることが多く、その分、仕事量も増えていることは確かです。わたしは不安や焦燥感が強く、強いプレッシャーを感じると胃腸にも痛みがでてしまい、出勤前に3、4回トイレに行くこともありました」

さらに管理職になったことで責任の重さをより感じるようになったという林さん。それまでは、異動後は、わからない業務は毎日のように前任者に細かく教えてもらっていましたが、次第に聞くことすら申し訳ないという思いにかられ、他の人と同じようにできないことをとても怖れるようになっていったと言います。自ら几帳面だという林さんは、新たな部署で必要な分野の制度や法律などの専門知識を独学で勉強し、次第に抱え込むように。また部下への指導だけでなく、部下の仕事も引き受けるようになり、就業時間が長くなってでもやらざるを得ないというプレッシャーが増していきました。

30代 公務員 林さん(仮名)

「家に帰っても仕事のことが頭から離れず、休日も仕事をしなければと思ってもやる気が出ず、仕事は片付かない状況で追い詰められていく一方でした。仕事から解放されてくつろぐことがほとんど無く、今思えば、うまく休むことができていなかったのだと思います」

現在、林さんは、病院で同じ精神疾患の人たちとリハビリのプログラムを受けています。農園で野菜や花を植えたり、好きな絵を描いたり、音楽を聴いたり、自由に時間を過ごすことで自分の今までの働き方を見つめ直すことにつながっていると話していました。

精神科医「職場の環境が健全か確認を」

診療に当たっている精神科医は「職場での叱責や長時間労働で疲弊し、抑うつ状態に陥り、意欲の減退が出現してきます。希望がもてる社会の再構築が肝心で医療だけでは限界があり、雇用側も今一度、職場が健全かどうか再確認してほしい」と指摘しています。

誰もが安心して働ける職場をどうやって実現するのか。働き方改革が進む中で、改めて問われています。

悩んだら相談を

不安や悩みを抱える人の相談窓口です。SNSなどでの相談窓口は、厚生労働省のホームページで紹介していて、インターネットで「まもろうよこころ」で検索することもできます。
URLはこちらです→ https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ ※NHKサイトを離れます

電話での主な相談窓口は
▼「よりそいホットライン」が
  0120-279-338、
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」が
  0570-064-556 となっています。

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この記事の執筆者

報道局 社会番組部 チーフディレクター
松井 大倫

1993年入局。2020年4月から聖マリアンナ医科大学病院コロナ重症者病棟の取材を続けている。

みんなのコメント(55件)

感想
とらたこ
50代 女性
2023年12月7日
教員です。
「働き方改革」
以前は仕事が終わるまで仕事をしていた。
今は「退勤」を記録に残して、仕事が終わるまで仕事をしている。
「働き方改革」
働き方を改革するってどういう意味?
業務が減ってないのに勤務時間を短くするってどうやってやるの?
「働き方改革」
管理職に「48時間を超えた人は理由を提出」「過労死ラインを超えると面談だよ」
と言われる。立場上言わなきゃいけないのだろうが、仕事、終わらない。
「働き方改革」
問題なのは、我々の働き方なの?
学校の場合、学校改革、教育改革しないと働き方は、我々側の努力で変えられないと思うけど。
体験談
Ryo
40代 女性
2023年12月2日
息子が19歳で就職して大手携帯会社グループで働く事になりましたが、入って2ヶ月で社交性や協調力が認められ管理職に抜擢されましたが母である私は不安しかなく、ただ上司がサポートしてくれると今後の職歴にも有利になるとの事で息子は引き受けましたが、最初の話と違ってサポートもなく
指示をするのも自分より何十歳も上のベテランさんばかり。別の年齢が高い人から指示した後は常にありがとうございますと規約にもない事を指示されたり、サポートがない中、上司に話を何度もしたが取り合ってもらえず元の配属に戻りたいと訴えても代わりがいないから半年は無理だと。
とうとう3ヶ月後鬱病になりました。体重は10キロも落ち。私が会社に話をつけ辞めさせました。あのまま放置してたら息子は取り返しのつかない考えをもったんじゃないかと今思えば判断は正しかったと思います。未来ある若者を大事にしてほしい。
感想
三十路のナナシ
30代 女性
2023年11月27日
どれほど政府や医療現場が、従業員のココロに寄り添う手立てを提示した所でも、
カウンセラーや心療内科に行かせさえすれば
眼の前で泣いていようが、自傷行為に至らせていようが、自殺しようが、
「我が社は従業員に寄り添ってあげました」と見做すでしょう。
即日解雇なさった会社さんは、少なくとも政府のパンフレットを見て、そう思い込んだようです。
斯様な対応や数ある言動に不満の声を上げましたが、即日解雇の決定打と受け止められてしまいました。
弁護士さんに対応してもらいましたが、「ご指摘の言動は、確認取れません」とのことです。
いきなり呼び出して、口頭始めに「号泣」すら問題行為たとする「指導」言動は、
トラウマとして、無職状態の今も苦しめるものですが…
メモでなく、ボイスレコーダー等証拠として残させなければ、
会社側は、何を言っても「貴方の為に言葉を掛けてあげた」ことになる。
これが現実です。
体験談
かすみ
女性
2023年11月25日
私の職場では イジメ
パワハラ セクハラなどが当たり前に行われています。
院長 事務長はその上司達を信頼しているので 相談するところがありません。
能力のある人達は辞めていくので どんどんレベルダウンしています。
感想
旭太郎
40代 男性
2023年11月22日
仕事でバーンアウトしたのは、私だけではないことがわかってホッとしました。ありがとうございます。
体験談
ゆき
50代 男性
2023年11月20日
脳出血で倒れた母の介護をしながら働いていて、適応障害で休職しました。
30代と40代の殆どを母の介護をして生活していました。周りに助けてくれる人は無く、クリニックの先生と看護師さん、薬剤師さんが頼りでした。
こういった問題がメディアで取り上げられるようになり、少し救われたように思います。
体験談
うつ病休職中です
30代 男性
2023年11月20日
あなたの人生にあなたの替えはありません
会社の仕事にあなたの替えはたくさんいます
あなたが残業しなくても会社は潰れません
あなたが残業して失った健康や家族との時間は取り戻せません
提言
ゴエモン
60代 女性
2023年11月16日
40年前私の会社生活も『特許』や『世界初』を目指す大手電機メーカーでした。残業も当たり前、夜11時に帰ろうとすると『早い』と言う職場環境。入社2年で部下を60人付けられ人を遣う難しさもありました。
上司には『定時』であがるように出来ないのは能力がない!と言われ、業務改善をして定時には終わらせる生活にしました。国がどうとかではなく、自分で考える、改善する。そんな事を周りを巻き込みながら遂行したらいいのではないでしょうか?
ゆとり教育の弊害が、考える人間を奪ってしまったように思います。
体験談
ソラ
40代 女性
2023年11月15日
夫は携帯ショップの販売員です。職場は遠く店のイベントで朝7時家を出て、終電近く夜11時半に帰った日、月に何回もあります。ご飯は?と聞くと、結局一日中何も食べてない、休憩も取れてない、そのまま朝ごはん食べてから16時間過ぎて帰ってきた。
悩み
ズッキー
30代 男性
2023年11月15日
建設施工技術に特化した会社(工場)で働いています。人手不足の中、様々な改善もしながら懸命に働いている職場です。私は自分に甘い性格で仕事量がこなせないため悩んでいます。「うつ」や発達障害の自覚がありますが、診断を受ける気はありません。成長する気も無いような自分が嫌になっています。4年後に辞める予定で上司にも伝えています。ゆとりの社会不適合者です。もうフルタイムでは働きません。
体験談
なつみ
30代 女性
2023年11月15日
私はうつで休職しています。
新卒で入社した組織は9割が60代男性で、馴染むように努力したものの一年ほど経つと通勤時腹痛を起こすようになりました。
放送にあった方と同じように、弱音を言うと母親からもっと頑張るように言われ、10年は耐えて働いたもののその間パワハラ、セクハラもあり、社内で相談出来る人もおらず休職に至った次第です。
今思えばおかしい環境だったのですが、その環境のなかにいるとどんな違和感があっても、私が流せばいいか、と考えてしまうのです。
年長者が正しく、ただ若年者だからというだけで軽んじられるなんて、本当はおかしいのですけど。
残業などの負担軽減はもちろんのこと、風通しの良い会社がこれから増えることを期待します。
悩み
産業保健師
40代 女性
2023年11月15日
大手GrIT企業の産業保健を業務委託で支社一人勤務で働いていました。ここ数年、メンタル疾患での相談が増加していて、業務量が増加していました。フィジカル業務や、メンタル予防業務に加えて、産業医のフォローや秘書業務も一人で全てこなさなければならない状況でした。産業医は、月2回短時間勤務のため、実質保健師が実務を担っているのが現状です。
そのため、業務のあらゆる事を一人で決定しなければならないのです。
体調を崩し始めたのは、メンタル相談が急増した昨年冬でした。担当の管理職に業務サポートを相談したところ、すぐに契約を切られました。
「あなたが死んでも病気になっても会社は関係ない契約ですから」と。
社員の健康をサポートしている産業保健師の健康にも配慮ある社会になって欲しいと切に願います。
質問
日本死ね
50代 その他
2023年11月15日
質問です。自宅で認知症の両親をワンオペで介護しています。7/24です。以前は教職でしたが、はっきりいって今のほうがしんどいです。もし、今わたしが死んでも過労死にはならないのですか。居宅の家族介護者は国の奴隷ですか。わたしを蔑ろにしないでください。
体験談
にー
40代 女性
2023年11月15日
ブラック企業勤務・長時間労働でうつ状態になり、会社から逃げるように退職。働かないと生きていけないため、派遣社員として働いています。任される仕事が激減し、残業もなくなりましたが、どうやって勤務時間をつぶすか悩む日々。正社員は「いてくれるだけでいいから」と私を放置。時給が安いので、不足する生活費を補うために日雇いのアルバイトも始めました。結局過労死しそうです…。忙しすぎる仕事も地獄ですが、暇すぎる仕事もストレスです。
40代になると以前と同じレベルの会社に再就職なんて夢の話。過労死とワーキングプアは関連性が高いと思うのですが、もっと掘り下げてもらえないでしょうか。
提言
T2
50代 女性
2023年11月15日
NHKの記者の自殺問題が出ましたが、記者職の息子もしかり。夜勤の翌日も一日勤務で、車の危険察知機能のブザーが鳴りっぱなしの状態で勤務してると聞き、ヒヤヒヤしています。被害が起きないと改善されないのでしょうか。他にも医療従事者や介護、消防など夜勤が発生する職場も同じ課題があると思います。夜勤の翌日は休日。もしくは選択できるなど改革の術はあるかと思います。国家レベルでの見直しをお願いしたいです。もう一人の息子は医学生として世の中に貢献したく日々学んでいます。先日はTVでも医師の過労自殺の放映があり、やはり過酷な職場。診療科を選択するのも戦々恐々としている様子。親としては息子たちには志望の職で、元気に世のために活躍して欲しいと願って止みません。職場側からしても、せっかく育てた将来の担い手が、離職や脱落していく無念さを耳にします。
感想
カトウ
50代 男性
2023年11月15日
働き方改革、響きはいいがノルマが変わらないので休憩を取る暇も無くなったというのが実感です。名前を言えば誰でも知ってる会社に勤めていますが、確かに会社としては月の労働時間、残業時間、有休の取得等厳しく細かく管理されています。予定通り休めば月の半分近く休みが取れますし、仕事が入れば振替休暇を取って構わないと言われています。
しかしながら、年間のノルマがこなせなければ解雇という条件では仕事を優先せざるを得ません。また、水曜、日曜定休ですが平日は現場が動いていれば連絡があり、日曜日は客の予定に合わせて打ち合わせとなるのでいくら振替を取れと言われても無理があります。
会社はこのように対策をたてて指導してますということなのでしょうが現場の意識とはかなり乖離していると思います。休むのに社員が努力しろと言われている感じでしょうか
番組でも亡くなられた方の勤務先の意見を是非続編として放送して欲しいものです。
悩み
べーやん
60代 男性
2023年11月15日
62歳会社員です。
製造の仕事をしています。
10年くらい前から、ある部門の担当をしています。
同族会社です。
上司はみんな一族で、団塊の世代です。
問題は社長の奥さんとやっていけないです。
自分が辞めるか、向こうが引退するか。
気が強くて自分が満足しないといけない人みたいです。
ダメな社長の奥さんだから、あまりいい人生送ってないのわかるけど、人にあたるかな?て感じです。
そんな嫌な人と仕事していくの、どうしていったらいいかわかりません。
色々あっても、これからも幸せに生きて行きたいと思っています。
こんなことで、自分の命失いたくないです。
今日のテレビ見て、過労死も精神的なこともあるな?と思って、つい投稿しました。
姿が視野に入っただけで、怖くて,,
やめたほうが自分のためにいいですか?
こんな投稿で申し訳ございません。
体験談
名無し
50代 女性
2023年11月15日
数年前息子が京都の料亭で修行した際 早朝から夜中まで勤務から、働き方改革により 減らない仕事量をこなす為 退勤した扱いにして 夜中に勝手にやったという程で明日までの仕込みをする毎日。男の子ばかりがストレス限界の中、皆んな寮に暮らして隣の厨房で朝から晩まで過ごしていたので無理もないかもしれないけど 暴力もかなりあったそうです。息子の目つきが鬱のような状態になってきて母から見たらすぐにでも辞めてきなさいと言いたかった。でも本人が頑張ると言っているうちは止めるわけにもいかず、、結局一年足らずで、息子はご飯も戻してしまう。睡眠障害。20キロ痩せて帰ってきました。目をキラキラさせて出た息子は元の生活取り戻すまで数年かかりました。許せない気持ちでしたが、本人はもう関わりたくないというので 家族で力を合わせて今の生活を取り戻すまで見守りました。将来のある若い働き手を預かる職場考えて欲しいですね。
体験談
tyler
60代
2023年11月15日
私は大手電器メーカーに57歳まで勤務し、早期退職し、現在は福祉施設で勤務しています。退職前は課長職の会社側の者となっていました。残業は関係なしの契約給与てした。今、年収はメーカー勤務時と比較し、1/3となっていますが、一ワーカーとして働いていますが、とてもやり甲斐と満足感を持って働いています。
現役時は、朝6時~22時日常で、休日は組合員は出勤規制があるため、会社側の者が対応は通常でした。
法律、理屈は分かりますが、当時は誰にも愚痴を素直に聞いてもらえなかったのが辛かったです。特に妻は、会社側の問題を指摘するのみで、結果的に自分が責められているとし感じられませんでした。
もし家族から欲しかった対応は『お疲れ様、ありがとう』でした。
私がまだ救われたのは愚痴をはける飲み屋の親父と、相談出来る精神科医がいた事と思います。詳しく意見が必要なら応じさせて頂きます。m(_ _)m
体験談
はた 
30代 女性
2023年11月15日
働き方改革が始まり残業が悪とされて残業多い=仕事が出来ない。働き方を変えようとしないだめな奴。というレッテルを貼られることが増えていきました。働き方改革で私は働く人間として無能で価値が無いんだということを何度も何度も教え込まれていっただけな気がします。いつしか私はきっと働き方改革に殺されないといけないのだろうなと当たり前に思うようにさえなっていました。何度も相談もしたし、上司や幹部などにも時間だけ減らせと命令するのではなく、仕事量が減らせないのなら、人を増やすか、せめてパソコンなどをスムーズに動くものにかえてはだめか?など"相談しましたが残業も減らせない無能なくせに文句だけ言うやつと噂を流されて余計に周りからのあたりが強くなり29歳のときには鬱が重くて不眠症で何度も自殺未遂しました。死なない限りは問題視さえしてもらえないのだとそれがただ、ただ虚しかったです。
体験談
木綿豆腐
40代 女性
2023年11月15日
現在、鬱で休職をしています。宝塚のニュースや本日のクローズアップ現代を見て、自分の経験と重なるところも多く、見ていて辛くなる時もありましたが取り上げてくださってありがとうございました。時間短縮、効率化、成果主義など目標は素晴らしいと思います。しかし一方で評価のために、評価ありきで動く流れもありそのしわ寄せが一部に来ているように思います。長く働くことを求められる一方で鬱が増加していることは社会にも大きな負担になるのではないでしょうか。リスキリングなどよい取り組みがあっても長時間労働や理解のない環境下では改善には程遠いのではないでしょうか。
感想
自分の適性・耐性についてもよく知ろう
60代
2023年11月15日
何年か前に大手広告代理店D通さんでも過労死がありました。しかし、亡くなる人がいる一方で、精神的にやまずに、かつ、亡くならないでやりとげる人が大半、という現実があります。
大事なのは、自分が仕事をさばけなくなってきたら、自分は他人と違って現段階では仕事ができない、と認めることが重要では(若い時は特に辛いですが)。もちろん最低限努力は必要。
こればかりは当人が仕事をやってみないとわかりません。堂々と自分には向いていなかった、と転職する勇気が必要だったのではないでしょうか。大手企業に入社してしまうと、ネームバリューから周囲からちやほやされ、やめづらくなるのも事実。
あくまで客観視して、その時点では自分がやりきることはできなかったが、大半は超残業してもできる人がいる事実を認めて受け入れることが重要では。
やはりできる人はできて、出世していくのです。ただ自分はそうではなかっただけ、という事です。
体験談
玩具関係
40代 女性
2023年11月15日
私の会社(大手オモチャメーカー)も残業を減らすため
早く帰宅するように役員から指示されてますが、業務は減らず。
上司に相談すると皆頑張ってるし頑張ろう!といわれ
相談者は悪者扱いされます。

毎年、鬱の方が発生する部署ですが上の方はただ残業を減らす!という指示だけで人員を増やしたりの対策はしておりません。
サービス残業も課長代理クラスは黙認してる方が多いです。

子育て世帯は時短契約でも
深夜まで残業し、辛くなると辞める方も多いです。
提言
ぴー。
50代 男性
2023年11月15日
働き方改革を悪者にしないでください。
生産性の低さは先進国一です。
昭和の働き方(成功体験)を忘れられない意思決定層が意識を変え、DXを推進し、社内資料に完璧さを求めるなどのこだわりを捨てることが重要だと考えます。
感想
ゆうり
60代 男性
2023年11月15日
根本的に解っていない。現代、アナログからデジタルに変わった時点で、2~3倍の仕事量が増加している。紙媒体の場合は、起案を提案する場合に、記述するまでに一定の時間を要していたが、デジタル化になったおかげで、2~3倍のスピードで完結することができます。このことを考慮しないで、これまでの仕事の量を同等に測ることが、そもそも無理があります。
どうか、働き改革でなくして、デジタル化による、高速での仕事を迫られる、現代人の働き方をどうすればよいか、議論をしてほしいと思います。
体験談
自殺の生き残り
50代 女性
2023年11月15日
働き方改革のせいで、帰れと追い立てられる。仕事は増える一方。パワハラ・イジメ嫌がらせ職場ぐるみで標的にされる。首謀者は校長・市教委。勝手に休職診断書取られた。収入減、復職のための通勤でパワハラ、イジメ嫌がらせ、暴言暴行、まったく正しくない嘘の報告書を作成され、ダメ人間と報告される。他の職員と切り離され、相談もできない。だから、数々のされたことを証明できない。自殺しても証拠がないからとなかったことにされる。労災認定されない。処分されない。精神疾患がひどくなり、職場に私を殺そうとしている校長がいるから、恐怖で体が震えて復職できない。お金・家・仕事私から全て奪われた。死にたい。
感想
さとしくん
70歳以上
2023年11月15日
口では働き方改革とか言ってますけど、政府は中小労働組合をボロボロに分断して使い捨て雑巾の様に使うのやめないとこの国に明るい未来はないと知るべき。
感想
だまちゃん
70歳以上 男性
2023年11月15日
日本の組織では、働く一人ひとりに権限を明確、明文化していないことが普通です。
どこまで権限に伴う責任と予算を委ねる意識が醸成されるかが重要でしょう。
集団意識からの脱却ですね。
悩み
現役中学校教員
50代 男性
2023年11月15日
中学校に勤めている現役教員です。教育現場も働き方改革で管理職より早く帰るように言われていますが,仕事を持ち帰るだけで全体の仕事量は減っていません。同僚は退勤時刻を打刻して超過勤務が増えないように仕事を続けています。私自身,超過勤務で10年前にうつ病を発症し,半年ほど仕事を休みました。今はうつ病の治療を続けながら,3校の中学校を兼職し,精神的にも肉体的にも疲弊し,病気休暇を取るか退職するかで悩んでいます。
感想
カズ
女性
2023年11月15日
息子がTV制作会社で働いています。
TV局の無理な発注で制作会社には働き方改革のようなものは存在していないと思います。自社だけの働き方を考えていませんか。納期や無理な変更は、やはり関わっている人間がいる事を忘れないで欲しい。
今日の放送を見て、自分たちだけ守ればいいのかな、と正直思ってしまいました。
感想
よちさん
女性
2023年11月15日
働き方改革の放送で、過労死の問題を取り上げている。それに対しての提案です。
1、仕事の分担、仕分けをし、事務仕事と、現場仕事を、わける。
2、労働時間を、6時間にし、仕事を完全に、分けて、2部制の仕事の仕方にする
3、職場を、楽しくする。例えば、BGM、コーヒータイム、お菓子タイム、など、、、
4、社内の人間以外の人で、悩み相談コーナーを設ける
5、会社員だった時も、思ったが、もっと、仕事を仕分けして、公平に分担する
以上、思いついたこと
体験談
K.O
60代 女性
2023年11月15日
当方も月180時間の時間外労働が3ヶ月続き、体調を崩し休職から退職に至りました。医者の診断はうつ病とパニック障害でした。
それまで培ったキャリアは全て失いました。
体調が戻っても、正社員での雇用に至らず、派遣社員として食い繋いでいます。
年収500万は、300万に低下。貯蓄も全てなくなりました。
メンタル不調になることは、生きていても死んでいるのと変わりないようにおもえます。
今はなんとか仕事をしていますが、いつまたメンタル不調に襲われるのかという不安を抱えて生きています。
悩み
みみくり
50代 女性
2023年11月15日
私も現在、適応障害にて、休職中。

いくつもの、困ったが重なった。

過労があった、寝る時間がなかった、
最長72時間起きていた。
ガンになって、余命半年と言われたが
生きています。

会社から辞めろと、言われ、
この9月から、法的手段にて
戦っているが、
精神的に辛いが、がんばります。
感想
あき
40代 女性
2023年11月15日
以前、事務系の業種で従業員二桁でトップ以外全員女性という職場環境でした。某音楽学校の劇団員の方が職場内の異常なまでの上下関係に悩まされていたという報道を聞き、まさに私も似たようなことで悩み、ストレスで眠れなくなったりして逃げるように退職したことを思い出しました。今辛い環境におられる方々に伝えたいのは、死人に口なしだからなりふり構わずとにかく生きて逃げのびることが大事です。生きていればマシな環境は必ず見つかります。転職回数とか引き継ぎとかそんなことは一切気にせず逃げてください。
体験談
マルちゃん
40代 男性
2023年11月15日
僕もいじめにあい、かいしゃも、みぬふりをして、さいごには、じさつみすいまでしてしまいました。いじめたひとは、てっていてきに ニュースで批判されたらいいと思います 政府ももうちょっと考えてくれたらいいと思います
感想
亀蔵
50代 男性
2023年11月15日
働き方改革は、より一層の効率化が求められる結果、より人間らしい暮らしから遠ざかっている感じかします。経済成長と個人の幸せの両立ができるのでしょうか?
感想
まいたん
50代 女性
2023年11月15日
会社は外に向けてのポーズだけ。仕事量は全く減る事なく、合理化をされる事もなく、会議の量も余計な仕事も精査されることもなく…。死を選んだ方の生活、決して特別じゃないと思います。私も残業を抑える為に、昼休みも休まず、休みの日も何かしら仕事をしています。働き方改革で、とにかくこなす事に追われ、逆に仕事が辛く苦しいものになっています。
この問題、もう少しマスコミで深掘りし、声をあげてほしいと思いました。
提言
しん
50代 男性
2023年11月15日
稼げなくなったのが不満ですね、働き方改革自体おかしいと思う、残業して稼ぎたい人だっているんだから全体像を見てもらわないと、やってる事馬鹿がてるとしか思えない
体験談
教員
40代 男性
2023年11月15日
学校勤務です。在校時間記録簿があるが、月に80時間を超えないように調整する文化がある。週末に勤務したり、さらに、持ち帰りの仕事の時間も含めれば、世間に出ている労働時間データよりも、教員の労働時間はもっともっと多くなるはず。制度や文化を本気で見直す必要がある。
感想
きな粉棒
50代 女性
2023年11月15日
息子から聞いた話。会社の本部がうるさいのでタイムカードを押してから残業したとか、本来は休日なのに出勤してタダ働きしたとか、働き方改革と言って上から号令かけても、現場ではそうなっていない。何かあった時どうなるのか心配です。
体験談
還暦さん
60代 女性
2023年11月15日
働き方について、会社は、時短や育休、スライド勤務を推奨してます。自分の同僚が、それを利用している為、業務は減らないけど、残業はダメです。還暦になり、給料へりますが、仕事量は変わりません。番組の通りです
提言
OGGi
60代 男性
2023年11月15日
従来の業務形態にはまったまま、業務量削減なんて無理です。まして個人の努力や精神論に依存するなんて。働き方改革は仕事の仕組み自体をリノベする必要があると思います。
体験談
ヒステリシスループ
50代 男性
2023年11月15日
ワタシも休職を繰り返したひとりです。
残業時間だけを指標にしないでください。
精神的苦痛は拘束時間だけではありません。
体験談
SZ じん
2023年11月15日
私の会社も同じような感じです。部署の労働時間は自己申告制で残業は20時間までと決められています。が、実際は削り申告している状態。PCに向かう時間増加し本来の業務に影響している。上司はパワハラが日常的。
提言
ウグイス
40代 男性
2023年11月15日
自分は岐阜県の教員ですが、労働の実態は放送内容そのままだと思います。元々業務量が途方もないものだったところに、単なる時間制限だけが採り入れられ、休憩も出来ないような過密労働に変わりました。労働時間にカウントされない休日出勤や隠れ残業が常態化しています。
自分としては、一つ一つの業務にかかる「時間コスト」をまず明示化し、それらが「業務時間内に終えられる適正量か否か」を算出する仕組みが必要だと思っています。
悩み
イッシー
50代 男性
2023年11月15日
働き方改革で、会社はノー残業を提唱しており、休日を増やしているが、実際は、終わらない仕事を抱えていて、結局は、休日にサービス残業をして、休みがなくなった。残業時間も変わらない。最悪です。
悩み
50代 女性
2023年11月15日
教員のサービス残業の当たり前。できる人に仕事が偏る仕組み、できない人には仕事をさせない。
家庭がほったらかしになる
質問
匿名希望
2023年11月15日
私の夫はNHKで働いています。報道職ではありませんが毎月残業は上限いっぱい、その上で自宅でサービス残業をしています。在宅勤務も二時間しか残業がつきません。
報道職の方が亡くなったのに何を改革したのかはよくわかりませんね。
今日の放送でも、働き方改革は報道職についてしか触れられていませんでした。現場の方々に反省のコメントを言わせて意味がありますか?産業医は働いていますか?PCのログを取って、実態との乖離がないか確認してますか?労働安全衛生委員会はなにしてますか?労組は残業の上限を突破したら正しい対応をしてください。本人を責めても仕方ないですよね?
体験談
ぽん
50代 女性
2023年11月15日
業務量はどんどん増えるのに、人員は減るばかり、残業時間の法規制がされても、残業は減らず、残業時間を過小報告するよう会社からの指示があり、賃金未払いや、表面的なホワイトカラー企業と見せかけて、ブラック企業でしかない。いつ殺されるかわからない。いつ壊れるかわからない。ギリギリの中で生きている。
感想
仮名
50代 女性
2023年11月15日
いったいこの国はいつまでこんな異常なことが繰り返されるのか。人を人とも思わない扱い。「KAROUSHI」が世界共通語であることを恥とも思わない。即刻「先進国」の名を返上すべき。人間が人間らしく働ける社会の構築を政府は一日も早く実現すべき。政府の危機感が全く感じられない。
悩み
えもチャン
60代 男性
2023年11月15日
人手不足を理由に個人的わがままと思う理由で(特定の人とは仕事したくない 特定の人とだけ仕事したい)開店から閉店時間までの14時間で勤務したいと その影響で他の従業員も長時間労働を押し付けられてる事か 物凄く理不尽で成らない それを経営者も上長も 仕方ないでしょ 辞められたら困るから こんな事が許されるなんて。
体験談
ミカン
50代 女性
2023年11月15日
学校、学校、学校がまさに働き方改革の中で置き去りに。私の夫、友人、かなりの人数が鬱になっている。教育の内容、業務は増えるばかり。教育委員会、文科省は、人間の1日の持ち時間が解っているのか。何処まで犠牲者が出れば気づくのか
体験談
けんじ
60代 男性
2023年11月15日
働き方改革の枠から外れている過労があります。
それは大学の研究室。
時間外どころか、パワハラも野放し。教授に対抗する手段は”死”のみ。
息子の死に対し、黙って受け入れるしかない状況でした。
提言
労働法守っている経営者
60代 男性
2023年11月15日
こういうことで、ほんとに困っている人がいるのかもしれないんですけど、それを利用して、労災認定を必要以上に行おうとする1部の人がいます。精神科の外来の医者として思うことと、経営者として思うこと。
こんなことで、診断書を書かされるのかと思うこともよくあります。
こんだけ労働者のことを考えていても、労災病院で妙な診断書が出てくることもあります。
NHKは一方的な取材だけで放送するべきではないと思います。
ブラック企業もありますが、労働法を一生懸命守っている人が言うことを忘れないでください
体験談
かにたま
50代 女性
2023年11月15日
会社員ではなく、教師です。
休日出勤は、タイムカードを切っても消されて0にされてきたので、皆んな、休日出勤の時はタイムカードを切りません。