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熊本県知事選 立候補予定者はどんな人?

16年ぶりに新人どうしの戦いに
  • 2024年03月01日

熊本県の新しいリーダーを決める今回の選挙。
3月7日に告示され、3月24日に投票が行われます。
立候補を表明している方々がどのような人たちなのか解説します。
(熊本放送局 記者 武田健吾)

立候補を表明しているのは新人4人

木村敬(きむら・たかし)さんは元熊本県副知事で、自民党と公明党が推薦しています。
幸山政史(こうやま・せいし)さんは元熊本市長、野党側が自主的に支援しています。
宮川一彦(みやがわ・かずひこ)さんは高校教師です。
毛利秀徳(もうり・ひでのり)さんは建設会社の代表取締役です。

立候補を表明している4人

前回4年前の知事選挙は2人、前々回の知事選挙は3人が立候補しましたので、今回4人が予定通り立候補した場合、ここ3回で最も候補者が多い選挙戦になります。
また、現職の蒲島知事が立候補しないので16年ぶりに新人どうしの戦いになります。

木村 敬さんとは

木村さんは、自民党が主催する集会に出席するなど県内各地をくまなく回っています。

木村さんは蒲島知事の東大時代の教え子です。
蒲島知事は記者会見などで「後継指名はしない」と繰り返し述べていますが、先日、開かれた集会では突然、リレーのバトンを取り出しました。
木村さんはそのバトンを手に、握手を交わしました。

おばあちゃん子だったという木村さん。
生まれたときから左手首から先がない障がいについて、大切にしてきた教えがあります。

(木村さん)
おばあちゃんからいわれてたのは『たかしその手を隠してはいけません、出来ないことは人に頼みなさい』と当時から常々言われた。
自分の弱い所を人に見せれば、伝えれば伝わるんだ、人に何か知らないことは頼む。
その分逆に人に頼まれたらいったん全部受け止めることをやってきた。

今の総務省に入ったあと、鳥取県や熊本県で地方創生に取り組んできた経験を持っています。

(木村さん)
津々浦々歩んできました。
そうした中で、地方の魅力を引き出していく楽しさを一貫して感じています。
12年前に初めて熊本に体ごと赴任してこの県の魅力の素晴らしさ、底力のとんでもなさを知った。

自分が知った熊本の魅力を伝えたい。
そんな思いで選挙に臨みます。

(木村さん)
自分もプロデューサー肌なので、この人に光をあてるとか、これを売り込みたいとか今でも好きなので基本は熊本県、熊本県民のプロデューサーであり続けたいと思っています。

幸山 政史さんとは

幸山さんは、県内各地の街頭に立って演説を行っています。
キーワードは「オール県民党」。
無党派層含めて幅広く支援を訴えていきたい考えです。

また、県議時代や熊本市長時代からの支持者を中心に各地でミニ集会を開くなど、草の根の活動を続けています。
 

忙しく活動する幸山さん、ほっとする瞬間を教えてくれました。

(幸山さん)
何よりの癒やしは孫ですよ、孫。
ただでさえ眉毛さがっていると言われるんですけど、それがもっともっと下がっているのかもしれないですね。
もうおじいちゃん、すっかり孫と接するときはおじいちゃんですよ。

その幸山さん、どんな性格と思うか聞いてみると…

(幸山さん)
昔から頑固でしたね、頑固な子どもではあった。
けど、政治家としては必要な資質かとも正直思っている。
変化に振り回されない、そこはぶれない姿勢であったり、頑固さであったり、それは必要だと思っている。

会見で記者から聞かれたのはネクタイの色の理由でした。

(幸山さん)
意味はイメージカラーだからです。
熊本は水と緑みたいな中での、緑というのを意識した。最初の市長選の時だったかな。
(ネクタイの色を)ずっとグリーンで通してきてる。

知事選への挑戦は今回が3回目。こだわりがあるといいます。

(幸山さん)
やっぱり政令市を作った者の責任として、県政の中でしっかりと県全体を支えていくこともやらなければはならないのではないかなと。
そういうことから1回目だめ、2回目だめそれでもやっぱりやりたい、やらなきゃならないという思いで、3度目挑戦した。

 

宮川 一彦さんとは

宮川さんは高校教師です。
理科を教えています。立候補を前に退職するということです。

甘いものが好きで、特にケーキが好きだと話していました。
先日の立候補表明の記者会見では次のように話していました。

(宮川さん)
地方から国を変えていきたい。
何年何十年たっても人口の減少は変わらない。ましてや流出も止まらない。
東京一極集中も変わらない。
それを変えていかなければならない。
自分が熊本にいる以上は、責任を持って熊本の創生ないしは人口の流出を防ぐことに努めていきたいと思っています。
魅力ある、活気のある熊本県を構築したいと思います。

毛利 秀徳さんとは

毛利さんは建設会社の代表取締役です。
高校卒業後、大工に弟子入り。23歳で独立しました。
趣味はバイクで、月に1、2度ツーリングするそうです。

立候補表明の会見では次のように話していました。

(毛利さん)
ワクチン問題に対して、これだけたくさんのかたが亡くなっているのに、国はまだ推奨しています。
47都道府県の知事・市長はおかしいと思っても、声を上げる人はいません。
知事として真実を伝えて、みなさんの命をつなぐために、そして今までの誤った政治をただすために今回出馬を表明しました。

武田健吾記者

取材すると4人それぞれに個性であったり、考えの違いなどがあります。
それぞれが訴えている政策や選挙戦の行方などを含めて、取材を続けたいと思います。

クマロク!「知事選告示まで1週間」

2/29(木) 放送。NHKプラスの見逃し配信は3/7(木) 午後6:59 まで。

▲画像をクリックすると見逃し配信がご覧になれます。
(3/7(木) 午後6:59 まで)

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