いよいよ放送!FMシアター「風がやむまでは」
- 2024年02月28日
3月23日(土)夜10時から、【NHKFM】で放送されるラジオドラマ「風がやむまでは」の魅力をお伝えします。
ドラマの舞台は熊本。熊本出身の坂ノ上茜さん、宮崎美子さんも出演します!
どんな話?
<あらすじ>
「バイクには乗るな。絶対に乗るな。後ろにも乗るな」。
祖父が事故死した後、それが生草家に続く掟だった。揺穂(20)は、祖母・しのぶ(78)の認知症が進む中、バイク工場で働き始めることになる。そこで聖架(22)と出会い、掟を破ってバイクの後ろに乗ってしまう。再びバイクに惹かれた揺穂は、かつて祖父が語っていた「風がやむ瞬間」を知りたいと思うようになる。ある日、しのぶが「バイクで阿蘇に行きたい」と語り出す。揺穂は、しのぶにとっての阿蘇を”良い思い出”にするため、バイクで阿蘇へと向かうのか。向かい風に抗いながら、阿蘇で何を見つけるのか…。
バイクのエンジン音と共に、揺穂としのぶの心の交流を描いた物語。
熊本出身の有名人が出演!
脚本 本山航大さん
<プロフィール>
佐賀県出身。日本映画大学 脚本・演出コース卒業。大学卒業後、新聞社やテレビドキュメンタリーの制作会社などを経て脚本家になる。第34回フジテレビヤングシナリオ大賞『夜が明けても』佳作受賞、第48回城戸賞『天地知る』最終選考選出など。
<作品について>
ご依頼をくださったのはバイクがすきなディレクターの方でした。
バイクに乗らないわたしは、熊本でディレクターさんを含め何名かのバイク乗りの方々に取材させていただきました。すると、バイクについて語るときみんながみんな照れくさそうにされていて、それはもう恋人や家族といったご自身の大切な人のことを話しているみたいでした。それくらいバイク乗りの方にとってバイクとは特別な存在なのだと感じることができ、バイクを思う気持ちはそのまま、この物語で重要な家族愛につながると確信しました。
風に揺れるすすきがうつくしい阿蘇の景観を思い浮かべながら聴いていただけるとうれしいです。
ディレクターから一言
この企画を書いたのは、1年前の2023年4月。
フィクションの世界を知ってみたい、そして私自身も大好きなバイクについての作品を作りたいと思い、このプロジェクトが動き出しました。
”バイクの聖地”とも言われる、熊本。大津にはバイク工場もあり、阿蘇に行けばツーリングに来る人たちで溢れています。熊本とバイクの魅力を伝え、雄大な阿蘇をバイクで走る描写を音だけのラジオドラマでどのように表現するのか。1年前からそれが最大の課題でした。しかし、本山さんが素晴らしい脚本を書いていただいた時点で、「これは良い作品になる!いや、絶対に良い作品にしなければ」と思いその不安は吹き飛びました。そして坂ノ上茜さんや宮崎美子さんをはじめとする素敵な出演者やスタッフにも恵まれ、放送までたどり着くことができました。
ぜひ皆さまの頭の中で、それぞれの映像を思い浮かべていただき、バイクで阿蘇を走る気持ちよさをラジオドラマで追体験してみてください!
ディレクター 佐々木 駿平
作品情報
ラジオドラマ「風がやむまでは」
風がなくなる感覚を、私はまだ知らないー
放送予定【FM】2024年3月23日(土)夜10時~
※放送から1週間、聴き逃し配信があります!
▶らじるらじるでも放送をお聴きいただけます。
作:本山航大
出演者:坂ノ上茜、宮崎美子
歌納有里、高橋希海、鳥巣涼羽、愛鈴、山内績、竹島竜真
宗真樹子、二橋康浩、小貫薫、太田智子、田中冨士夫
スタッフ:制作統括 前田達也、技術 鈴木清羅、音響効果 井上直美、演出 佐々木駿平