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【ブログ】藤原、貸してみたin牧場 藤原アナが語る裏話

藤原優紀アナウンサーが語る 番組の舞台裏!
  • 2024年03月15日

 

アナウンサーの藤原優紀です。「藤原、貸してみたin牧場」をご覧頂いたみなさま、ありがとうございました!公開されたwebコンテンツも、ぜひ楽しんでくださいね。
放送後2週間はNHKプラスで見逃し配信もしていますので、ご覧いただくと この記事もより楽しんでいただけるのではないかと思います!
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ついに第3回「藤原、貸してみた」

2023年7月にスタートした「藤原、貸してみた」。先日、街で会った方に「あ、貸されている方よね!」と声をかけていただきました!
山梨で働く皆さんをお手伝いして魅力を伝える”貸してみた”が、視聴者のみなさんに届いているんだなと実感し、とてもうれしかったです!

さあ、そんな番組も第3回。どんな出会いがあるのでしょうか!

北杜市の“ちょっと特別な”牧場へGO!

お邪魔したのは、北杜市清里にあるこちらの牧場。全部でおよそ30頭の馬が暮らしています。

はじめまして、ビスケット!

今回私がお世話を担当したのは、25歳のビスケットくんです。
私と同い年なのですが、人間でいうと100歳くらいのおじいちゃんです。
実はこの牧場は、高齢の馬や、ケガで引退した馬を世話する「養老牧場」
“老人ホーム”ならぬ“老馬ホーム”なんです!ビスケットもかつて乗馬クラブで活躍し、引退後に山梨に来ました。

「まずはご挨拶から」と、手のにおいを嗅いでもらおうとすると...

袖が気になったのか、噛もうとしています。

馬って噛むの…!?これから大丈夫かな…

初めての馬とのふれあいに不安を感じながら、ビスケットのお世話が始まりました!

馬のこと 牧場のこと ゼロから教えてください!

今回牧場での仕事を教えてくれた、渡辺叔恵さんです。
以前は神奈川県で保育士をしていましたが、2年前に移住し、牧場スタッフとして働いています。

まずは餌の準備。実は、馬は胃が小さく、こまめに栄養を補給しないといけません。
この牧場での一日の食事回数は、なんと6回!準備をするのも大変です。
3種類の草を馬に合わせてブレンドするのですが…

ま、まったく見分けがつきません!

渡辺さん

見た目は似ていても栄養価が違うので、馬ごとに配分が決まっています!

それぞれの馬に合った、レシピがあるんですね!
配合用に細かく分けるたびに部屋に舞い上がる草にむせながら、ひたすら重さを計りました。

無事食べてもらえて安心!ではありません。またすぐに次の餌の準備が待っています。

健康維持に欠かせない!部屋の掃除

続いては、ビスケットが暮らしている部屋、「馬房」の掃除です。
ベッドとトイレの役割を果たしている「おがくず」が敷いてあります。

渡辺さん

おしっこの成分は馬の蹄(ひづめ)に悪いので、しっかり掃除してくださいね!

おがくずの中に埋まっているボロ(フン)もフォークですくっていきます。

あれれ?

これが…難しいんです。
手当たり次第におがくずをひっくり返しますが、フォークの隙間からボロが落ちてしまい、
結果的に部屋中にボロをまき散らすことに…。

はじめての作業に大苦戦!丁寧で素早い渡辺さんを見習わないと

ビスケットとのふれあいで...ハプニング?!

さあ、やっとビスケットとふれあいながらのお世話!
日課の放牧(外遊び)から帰ってくるビスケットは土まみれ。
ケガしていないか、皮膚病になっていないか、ブラシをかけながらチェックします。

お手入れでは、どんなことに気を付ければいいですか?

渡辺さん

人がけがをしないこと!

私はてっきり、「馬のために〇〇するように」とアドバイスを頂くと思っていました。
ですが、体の大きな馬と安全に過ごしていくためには、人が自分の身を守ることも重要なんだそう。

渡辺さんのアドバイスが早速身に染みてわかる出来事が・・・!

私が前足のすぐ近くで作業してしまっていたせいで、ステップを踏んだビスケットに長靴を踏まれてしまいました。ビスケットも、もちろんわざとではありません。
一生懸命お世話をしているとつい視野が狭くなってしまいますが、足の動きに注意しながら、安全な位置で作業しなければ!と思いました。

それでもやっぱり、馬の体温や表情を間近で感じられる時間は、格別です。

顔を拭くと気持ちよさそう!
大きくて強いイメージのあった馬を「かわいい」と思った瞬間でした!

たくさんの馬を飼育しているからこそ、牧場は常に大忙し!想像以上に力仕事も多く、寒いはずの北杜市で汗だくになることも。スタッフの皆さんが走り回る姿を見て、私も一通りお仕事を教わったあとに「なにかできることはありませんか」と手を挙げるようになっていきました!

そのほかにも...ビスケットの外遊びのお迎え

番組で紹介した場面はほんの一部で、何日も何日も牧場におじゃまさせてもらいました。

ビスケットも、だんだん私を覚えてくれたんですよ!

最初は近くに立つのも恐る恐るでしたが、次第に「今日のビスケットの調子はどうかな」、
「おしっこやボロに変化はないかな」と声をかけながら働くことができました。

手入れも少しずつスピードアップ!

牧場のお仕事への適性は...?

慣れない作業に苦戦しながらも、ビスケットのかわいさに癒された牧場ライフ。
渡辺さんに「貸した藤原」の評価をして頂きました!

何回目になっても、この瞬間はドキドキします。(本当に撮影の瞬間まで教えてもらえません!)

なんと、これまで課題だった「積極性」5に!
いつもは「初めてお手伝いする現場で邪魔をしてはいけない」と、つい遠慮してしまうことも多かったのですが、ビスケットを大切に思う気持ちが、私を自然と前のめりにしてくれたと感じます。

「これからも、たくさん食べて元気に過ごしてね!」そんな思いを込めて...

実は、手作りのプレゼントを作ってきたんです。
好物だと聞いたニンジンやリンゴで作った、馬用のビスケットです!(馬モチーフのクッキー型も探しました!)

においをチェックして...食べてくれました~!
番組で紹介できたのはほんの一瞬でしたが、おいしそうに手作りのビスケットを食べてくれている姿は、ずっと見ていたいくらいでした。

そのあと...なんと、渡辺さんから私、藤原にプレゼントが!

ビスケットと同じ栗毛(くりげ)のマスコットと、実際に馬がはいていたという蹄鉄!
渡辺さんいわく、蹄鉄は「幸せを呼び込む幸運のモチーフ」なんだそう。
お世話になったのはこちらなのに...あたたかい心遣いが本当にうれしかったです。

お世話を通して、自然と生まれたビスケットへの愛情。
自分でもこんなに変化があるとは思っていませんでした!
高齢の馬には特別なケアが必要なこと、現役でなくても馬たちは精一杯生きていること、そして、
大切な馬を全国からここ北杜市に預けてくれる人がいること。
愛に溢れた牧場でたくさんのことを教えてもらいました!
お世話になった皆さん、本当にありがとうございました!

牧場の皆さん、ビスケット、また会いに行きます!

新年度も、県内各地で働くみなさんの努力や苦労を知りながら、より一層山梨の魅力を発信していきたいと思います。
「藤原、借りてみたい」と思った方は、ぜひこちらからご応募ください!

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