山中湖でスケート ワカサギの穴釣り!? 映像で振り返る富士山
- 2024年04月19日
富士山の麓で育まれた歴史を映像で振り返る「富士山麓ヒストリー」山中湖編
昭和の映像をひもとくと、冬の自然を生かし今では目にすることができない風景が
見えてきました。
（NHK甲府 映像制作 神田茉奈）
全面結氷をしていた山中湖
昭和28年の映像には、全面的に凍った湖の上でワカサギの穴釣りをする人の姿。
寒さをしのぐため、ベニヤ板で小屋を作り、炭で暖をとることもありました。
湖の上には人だけではありません。氷上ヨットが滑ったことも。
そして、車が走ったこともあります。
除雪するために走っていたこともあるとのことです。
そして…厚さが 40センチ から 50センチ 以上になったこともあったそうです。
全面結氷でスケートも！？
天然のスケート場となり、「大会で良い成績を残すのは山中湖村の子」と言われた時代もあり、国技ならぬ「村技」として親しまれていました。
実際に凍った山中湖でスケートをしていた 高村 高夫 さんです。
実家が山中湖の目の前で、現在は日本スケート連盟 常任委員をしています。
同級生で遊んだり シーズンの終わりには村のスケート大会もあったり
山中湖の「天然リンク」の特徴とは？
天然リンクは波打っているとか、穴ぼこがあいているとか自然のままなので、どこに何があるか分からない
一番きれいなときには湖の底も見えたりしてちょっと怖さもあるんですけど、
ワカサギが泳いでいるのが見えるっていうことも
雄大な富士山に見守られながらのスケートは地元の人、観光客からも人気だった
無我夢中で遊んでた、冬はスケートしか遊びがなかったので、
生活の一部と言っても過言ではないと思いますし、一日の多くの時間の中で
半分以上は氷の上に立っていた とても楽しかった です
全面結氷をほとんどしなくなった今
地球温暖化などの影響により、ほとんど全面結氷することがなくなりました。
山中湖村役場によると、この４０年間では、一度だけという全面結氷。
もう一回凍ってほしいというのが今の心境です。
凍ってもらえれば自分たちの周りにいる人に氷が張ってこんな遊びが
できるよってことをお伝えしていきたい
ページ上部に掲載されている本編では、凍った山中湖の上で スケート ワカサギの穴釣りをするモノクロの映像が出てきます。また、人気のドーム船でのワカサギ釣り、山中湖アイスキャンドルフェスティバルの様子も紹介しています。こちらもあわせてご覧ください！
