春らんまん 高知を彩る桜 前編
- 2024年04月05日
県内各地の見頃を迎えた桜をシリーズで紹介する『高知さくら紀行2024』。
放送の中から仁淀川町、高知市の堀川、黒潮町の桜をお伝えします。
(高知放送局カメラマン 大和田純平)
いち早く春の訪れを告げた高知
3月23日に、全国で最も早く開花宣言をした高知県。
県内で次々と桜が開花し、高知を春色に染めていきました。
『こうちいちばん』で紹介した5か所の桜のうち、今回は3つの桜を紹介します。
笑顔集う里山の桜 仁淀川町
山あいにある桜や花桃に囲まれた色鮮やかな集落。
多くの人に桜を楽しんでもらいたいと、ベンチや遊歩道などを地元の人たちが少しずつ作り上げてきました。
今では桜越しに仁淀川を見下ろす絶景を求めて、多くの人が訪れるようになりました。
訪れた人をもてなそうと、地元の人がお餅やちらし寿司を手作りして販売しています。
山の斜面に集落があるでしょう
全体の景色がすばらしいですね
景色もいいじゃろうかね
空気もいい それから人の人情もいい
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桜並木を見上げれば 高知市堀川
高知市を流れる堀川。約1キロにわたってソメイヨシノが咲く市民のお花見スポットです。
桜の見頃に合わせて遊覧船が運行されます。
堀川にかかる橋をくぐり抜けると、この季節だけの特別な景色が広がります。
目の前を流れる桜並木を船に乗りながらゆったりと楽しめます。
地上から見るのと全然違いますよね
船が好きなので、船の上で見るのはすごく楽しかったです
桜並木を歩くというのも大変なんですが、船の中でお花見が優雅にできるということで、すごくいいかなと思います
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命つなぐ希望の桜 黒潮町
4年前、お年寄りが津波から避難するときに少しでも楽に避難できるようにと、地元の高校生が新たな避難場所を提案し、企業と協力してその提案を実現させました。
そして、避難場所にも親しみをもってもらいたいとオオシマザクラとソメイヨシノを1本ずつ植樹しました。
まだ植えてから3年の若木ですが、毎年花を咲かせるように。
その桜の元には、地元の人が集います。
通ったら寄らしてもらおうかなと
きょうはばっちり咲いちゅう
地元の高校生が桜の手入れを続けています。
もう少し親しみのあるものにしようと思ってこの場所ができました
この場所に多くの人が避難して命が救われたのなら、存在意義のある場所だと思います。もっと大きな木になってたくさん咲いてほしいです。
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