『ココドコ?ココイコ!』 里山を彩る約1000本の桜
- 2024年02月29日
思わず行きたくなる場所を映像とそこで楽しむ人の声でお伝えする『ココドコ?ココイコ!』。第6回は、須崎市桑田山の早咲きの桜です。今回はすべてスマートフォンで撮影しました。
記事後半では、撮影のちょっとしたコツもお伝えします!最後までご覧ください!
(NHK高知放送局カメラマン 山本青)
2月なのに桜が満開?
早咲きの桜が見られるのは須崎市桑田山。
多くの人にこの地区を訪れてほしいと、地元の人たちが約30年前から桜を植え始めました。
今では、桜の木の数は約1000本!
撮影したのは2月20日でしたが、もう春真っ盛り!?と錯覚するような風景が広がっていました。
桜と菜の花の競演
桜とともに春の訪れを告げているのが菜の花です。
頭上に広がるピンク色の桜とじゅうたんのように広がる黄色の菜の花のコントラストが美しいです。
歩いて散策したり、ベンチに座って桜を眺めたり、楽しみ方は人それぞれ。
ゆっくりと花を楽しむ穏やかな時間が流れています。
観光客に訪れた理由や楽しみ方を伺いました。
ずっと来たいと思っていた場所です。
久しぶりに娘と休日が合い、念願かなっていっしょに桜を見に来ることができました。
桜もきれいやし、菜の花も咲いて、春がいっぺんに来たみたいです。
子どもは7か月で桜を見るのは今回が初めてです。
いつもはもっとはしゃぐのですが、きょうは桜をじっくり見ているみたいです。きれいやきかな・・・
カレンダーにしようと思って、子どもと桜の写真をたくさん撮りました。家族の思い出にしたいです。
60年来の友人と来ました。
ゆっくり花を見るということもゆとりというかね・・・
地震とかいろいろなことがあって、あすが保証されていないということを最近実感するようになりました。
だからこそ、やっぱりこうして一瞬一瞬の時間を楽しみたいと思って。
来年も元気で見られたらいいなと思います。
スマートフォンで撮影するときのコツ
今回の映像はすべてスマートフォンで撮影しました。
動画でも写真でも使えるちょっとしたコツをお伝えします。
まずは、画面が斜めにならないように水平に気をつけて撮影することです。
スマートフォンによっては、水準器やグリッド(画面内に表示できる直線)を内蔵している機種もあるので、水平に撮影するときのガイドにすることもひとつの手です。
またスマートフォンはコンパクトで軽量であるからこそ、いろいろなアングルから気軽に被写体を撮影することができます。
思いっきり地面にスマートフォンを近づけて被写体を下から見上げるアングルで撮影したり、棒を使って被写体を上から狙ってみたりするのもありです。
高さを変えることで映像の幅が広がります。
!注意!
撮影の際は、花を傷つけたり、周囲にいる人に当たらないように、気をつけましょう。
夢中で撮影しているとついつい画面に集中してしまいます。周りに気を配って撮影してくださいね。
管理をしている地元の有志の人によると、ことしは2月末ごろで桜の見頃は終わりますが、菜の花は3月10日ごろまで楽しめるということです。
車で訪れる際は、地区内に設置している駐車場を利用してくださいとのことでした。
動画もお楽しみください!
2024年2月22日放送