日頃から自分の便をチェックする

便秘と大きく関係するのが、便の形と硬さです。日頃から自分の便をチェックするとよいでしょう。理想的な便は④で、熟したバナナくらいの形とやわらかさであれば、スムーズに排便することができます。①と②は便秘を起こす便、⑥と⑦は下痢を起こす便です。
理想の便

こちらは直腸と便の図です。直腸は横から見ると、"くの字"のように曲がっています。いきむと直腸がまっすぐになり、便が出やすくなります。④の熟したバナナくらいの形とやわらかさであればスムーズに排便でき、すっきりとした快便感があります。
便秘のときの硬い便

便秘のときの便は①のようなコロコロした便、もしくは②のような硬い便になっています。硬い便は直腸が収縮したときにひび割れを起こして一部残ってしまうことがあります。このような場合は便が出たとしても非常に強い残便感があります。残った便を出すために繰り返しトイレに行く必要が出てきて、外出しにくくなるなどの問題も出てきます。また、便のかけらがお尻の穴に詰まると非常に不快な症状をもたらします。
下痢のときのやわらかい便

⑥の泥状の便や、⑦の液状の便になると、排便したのに、またすぐ便意を催して排便することになります。これは液体状の便は肛門から一回ではうまく排泄されないためです。