パーキンソン病の治療に欠かせない運動と話し言葉のリハビリ

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運動のリハビリ

運動のリハビリ

リハビリは、パーキンソン病の治療に欠かせない車の両輪です。パーキンソン病では、自分で考えているより動きが鈍くなり、放置すると病気の症状以上に体は動かなくなります。意識して運動し、悪化させないことが大切です。
歩ける人はウォーキングを毎日20~30分を目安に行い、体力を保ちます。パーキンソン病では、歩幅や腕の振りが小さくなったり、前かがみになりやすく、つま先から着地するので転びやすくなります。歩行のリハビリでは、意識して腕を大きく振り上げ、ひざを上げ、歩幅を大きくしてかかとから着地するようにします。歩こうとしてもなかなか第一歩を踏み出せない「すくみ足」がある場合は、「1・2、1・2」と声を出すと、脳のリズムをとる働きが補われて歩きやすくなります。周りの人に声をかけてもらったり、音楽に合わせるのもよいでしょう。リズム感の訓練には、行進曲のようなリズムのはっきりした音楽を聴くだけでも効果があります(音楽療法)。音楽と一緒にメトロノームを鳴らしてリズムを刻みながら、大きな動作で歩く訓練をするのも効果的です。

話し言葉のリハビリ

話し言葉のリハビリ

パーキンソン病では口やのどの動きが障害されるため、声が小さくなったり、言葉が出にくくなったりします。そのため、話し言葉のリハビリも大切です。自分でできるリハビリには、「本や新聞を大声で読む」「会話の機会を増やす」「カラオケで大声で歌う」などがあります。自分では声が小さくなっていることに気付きにくいので、やりすぎかと思うほど大きな声を出したり、ゆっくり話すよう心がけるとよいでしょう。患者さんの声が小さい場合は、家族が意識して大きな声でゆっくり話すようにすると、自然に大きな声で話すようになります。また、会話する機会を増やして、多く話してもらうのもよいでしょう。
言語聴覚士が指導する専門的な言葉のリハビリが行われている施設もあり、高い効果が実証されています。関心のある人は医師に相談してください。