レビー小体型認知症の症状と治療方法(幻視やパーキンソン病との関連性)

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レビー小体型認知症の対処法

抗認知症薬

レビー小体型認知症と診断された場合は、アルツハイマー病にも使われる「抗認知症薬」を使用します。
「ドネペジル」、「リバスチグミン」、「ガランタミン」などの薬で症状を改善し、進行を遅らせる効果もあると考えられています。ただし、進行するにつれて薬の効果が落ちてくるため、いかに早く治療を始められるかが大切です。

治療法は、ほかにも漢方薬抗精神病薬を使うこともあります。抗精神病薬は、使わないと精神症状が抑えられずに困る場合に限り慎重に使用します。
レビー小体型認知症は、薬に敏感な病気であることから、種類によっては悪化の恐れがあります。そのため、薬は必要最小量を使うのが基本です。小刻み歩行やふるえ、筋肉のこわばりがある場合はパーキンソン病の薬を使います。こうしたパーキンソン症状が強いほど車いすや寝たきりに進行しやすいので、薬で症状を抑えることが大切です。

幻視への対策

幻視を起こりにくくする対策

幻視の対策は、家庭でも行うことができます。
1つは、部屋を明るくすること。幻視は夜や暗がりで起こりやすいので、暗いと感じたら照明をつけてなるべく明るくしましょう。また、複雑な模様があると見間違いをしやすいので、室内のデザインをシンプルにするのも有効です。
たとえば、患者が「そこに人がいる」と訴えたときは、家族や介護をする人が近づいたり触ったりしながら"ほら何もないでしょう"などと言って、幻であることを理解してもらうのもよい方法です。こうした対策を繰り返すうちに、幻視の訴えを減らすことができます。