自然災害伝承碑に注目
スミにおけないお天気ブログ
- 2024年03月13日
3月11日、東日本大震災から13年となりました。
この日の放送では、災害の教訓を伝える石碑についてお伝えしました。
全国各地に災害を伝える様々な石碑が残されています。
国土地理院は、2019年に「自然災害伝承碑」の地図記号を作り、ホームページでも全国の水害や津波などの災害を伝える石碑を紹介しています。
東北地方では津波の災害を伝える石碑が多いのですが、広島県では洪水や土石流などの水害を中心に80か所掲載されています。
その中の一つ、西日本豪雨の被災地の坂町小屋浦にある水害を伝える石碑です。
今から117年前の明治40年7月に大きな水害がありました。
碑文には、「7月15日に大雨が降り、日本の川が氾濫した」とあります。
さらに、「死者46人、負傷者56人」とあり、多くの人が犠牲になったことが分かります。
先人が残してくれた大切なメッセージであるこの石碑は、町の公園にあり、誰でも見ることができます。
国土地理院のホームページでは、全国各地の自然災害伝承碑の場所や内容が分かるようになっています。
自分たちの地域にある石碑を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
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