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【福島・観光】 大型連休に「赤べこ」巡りはいかが?

会津若松支局の記者がおすすめする会津の楽しみ方!
  • 2024年04月26日

今月末からの大型連休。みなさんどんな過ごし方を考えていますか?福島県には豊かな自然とさまざまな観光スポットがありますが、その中から、この春「赤べこ」をテーマに会津地域で新たにオープンした観光スポットを、会津若松支局の記者がご紹介します。

会津若松・飯盛山に新施設オープン!

まずご紹介するのは、会津若松市で今月オープンした「アカベコランド」。

市内を代表する観光名所の「飯盛山」のふもとにあり、建物2階が赤べこを制作する工房に、1階は施設内で作られた赤べこを販売する土産物店になっています。

店内には赤い体に白い模様が入った通常の赤べこ以外にも、喜多方ラーメンやソースカツ丼をイメージした柄に絵付けしたものなど、50種類の“べこ”がずらりとならんでいます。 

自分で描いた赤べこイラストで遊べるゲーム

さらに、売り場の一角には「民芸品」とは雰囲気の異なるコーナーも。なんと、自分で描いた赤べこのイラストをモニターの中で動かして楽しめるゲームコーナーもあるんです。このほかにも、赤べこの発祥について学べる掲示物など学びや遊びのエリアが設けられています。

(施設の支配人・伊藤和恵さん)
「第一には赤べこを広く知っていただいて、ファンがたくさんできたらいいなと思っています。観光の方たちや修学旅行生などに、店舗を見たりいろんなゲームなどの体験をしていただくことを通して、会津観光の役に立っていきたいです」

伝説発祥の地・柳津町でも!

赤べこ伝説発祥の地・柳津町

会津を代表する民芸品の「赤べこ」。
その発祥の地とされるのが、柳津町です。

JR会津柳津駅

おととし10月に全線で運転を再開したJR只見線。会津若松駅から11駅目の会津柳津駅には、今月13日に新たな観光施設がオープンしました。無人駅の駅舎を、町が観光活性化の拠点にしようとJRから無償で譲り受けて整備したもので、観光案内所やカフェのほか、町内唯一の赤べこの工房が設けられています。

駅舎の中に設けられた工房

この工房を運営するのが、赤べこ職人の伊藤千晴さんです。

実は伊藤さん、群馬県出身で、地域おこし協力隊員として5年前に柳津町に移り住み、地元の職人の元で2年半修行して張り子の赤べこの作り方を習得しました。工房では、伊藤さんが作った赤べこを買い求めることができるほか、絵付けの体験もできます。(1回2,000円)

絵付けの体験をする観光客

絵付けの体験で使うのはサインペン。初めての方でも気軽に楽しめて、自分だけの赤べこを作ることができます。伊藤さんにアドバイスしてもらいながら、赤べこにまつわるお話を聞きながら、旅の思い出にオリジナルの“べこ”を作ってみてはいかがでしょうか。

(赤べこ職人・伊藤千晴さん)
「柳津町は赤べこ伝説発祥の地と言われていて、各地に赤べこに関するものがある町内の雰囲気を、楽しんでいただけるような場所の1つになればいいなと思っています。赤べこがある会津を見たいなと、観光に訪れた方に楽しんでいただけたらうれしいです」

各地でお出迎え!赤べこ探してみては?

また、柳津町には「やないづ赤べこ親子」という、5頭の赤べこの親子が、町内各所の観光スポットに鎮座しています。新緑の季節、5頭の赤べこ家族を探して町を散策するのもおすすめです。(4/25現在、1頭は故障のため治療中とのことでした)

上が父「福太郎」、左下が長男「もうくん」、右下が次男「やなぎまる」

このほかにも、会津若松市には赤べこの滑り台がある公園や、「赤ベコ音頭」という歌を歌って出迎えてくれる赤べこなど、いろんな赤べこがいます。この連休、会津の各地で「赤べこ巡り」はいかがでしょうか。

  • 佐藤翔

    NHK福島・コンテンツセンター

    佐藤翔

    福島市出身で、現在は会津若松支局勤務。
    赤べこグッズ集めてます。

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