“新型イージス艦増やす
検討を” 自民議連

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策について、自民党の議員連盟は、運用地域が柔軟に変えられ、防護能力も高いなどとして、新型のイージス艦を増やすことを軸に検討を進めるよう求める提言を岸防衛大臣に提出しました。

自民党の国防関係の議員連盟は、配備を断念した新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策について、提言を取りまとめ、30日、国会内で、岸防衛大臣に提出しました。

提言では、代替策について、運用地域を柔軟に変えられ、防護能力が高いなどとして、新型のイージス艦を増やすことを軸に検討を進めるよう求めています。

また、防衛省が「イージス・アショア」に使用する予定ですでに契約を済ませているレーダーを代替策でも使用したい考えを示していることについて、安全保障環境の変化を見据え、さらに改修が必要になるとして、活用を前提に検討を進めるべきではないと指摘しています。

提言を受け取った岸防衛大臣は「大変、貴重な提言だ。ミサイルをめぐる安全保障環境が厳しい中で、しっかり対応していかなければいけない」と応じました。