イージス・アショア代替策
自民議連が提言まとめる

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策について、自民党の議員連盟は、運用地域が柔軟に変えられ、防護能力も高いなどとして、新型のイージス艦を増やすことを軸に検討を進めるよう政府に求める提言をまとめました。

配備を断念した新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策について、自民党の国防関係の議員連盟は23日の会合で提言を取りまとめました。

提言では、防衛省が代替策の案として示した民間の商船などを活用する案や油田の掘削に使う装置のような構造物を海上に設ける案は、防護能力が低いことなどから望ましくないと指摘しています。

そのうえで、安全保障環境の変化も見据えて、運用地域が柔軟に変えられ、防護能力が高いなどとして、新型のイージス艦を増やすことを軸に検討するよう求めています。

また提言では、「イージス・アショア」ですでに契約しているレーダーを代替策でも活用することを前提に検討を進めるべきではないと指摘しています。

議員連盟は近く、この提言を政府に提出することにしています。