イージス・アショア代替策
海上配備 民間委託で調査へ

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策をめぐり、岸防衛大臣は、検討を進めている海上に配備する案の技術的な実現性や課題について、民間に委託して調査を始めることを明らかにしました。

配備を断念した新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策として、防衛省は護衛艦や民間の商船を活用するなどして、海上に配備する方向で検討を進めています。

これについて岸防衛大臣は、視察先の陸上自衛隊の朝霞駐屯地で、レーダーや発射装置を護衛艦などに搭載させる際に問題が生じないかや、波の揺れや衝撃に対応できるかなどを民間に委託して調査を始めることを明らかにしました。

そのうえで、「調査の進捗状況について適宜報告を受け、代替案の検討に反映していく。方策を示すのは年末までで変わりない」と述べ、年内に一定の方向性を示す考えを重ねて示しました。