コレラ対策でワクチン
空中散布も検討」江藤農相

豚コレラの感染拡大を防ぐための野生イノシシへのワクチンの散布について、江藤農林水産大臣は、自衛隊に協力を要請して空中からの散布も検討していることを明らかにしました。

江藤農林水産大臣は、衆議院予算委員会で、豚コレラの野生イノシシへの感染拡大を防ぐため、生息地を取り囲むようにワクチンを帯状に散布する取り組みについて「防衛省にも相談し、例えば、空中散布も含めて検討している」と述べ、自衛隊に協力を要請して空中からの散布も検討していることを明らかにしました。

また、豚コレラの被害を受けた農家への支援策について、「殺処分したブタへの補償は当然であり、技術の指導も行う。生産者の負担をできるだけ小さくする形での柵の設置も進め、経営再開に対する支援金の交付も考えている」と述べました。

そのうえで、江藤大臣は、ワクチンを接種したブタの肉を食べても健康上の問題はないとして、豚コレラに関する情報をホームページなどでわかりやすく発信するなど、風評被害の対策に取り組む考えを示しました。